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障害者と高齢者の関係性

自分はこれまで理学療法士/アスレティックトレーナーとして障害者スポーツに関わり、そこから障害者の就労における社会問題と活動の必要性を感じ、株式会社を設立するまでに至りました。

またその一方で整形外科での勤務や、大学院における研究を通して高齢者に関わる機会も多く、転倒予防や認知症予防などの活動も行ってきました。

少し前まで、この"障害者"と"高齢者"は自分の中では離れた存在でした。

特に自分の関わりが多かった障害者がスポーツをしていたり、就労を目指す人であり比較的若かったことが原因の1つだと思います。

しかし社会全体で見るとこの障害者も高齢化している現状があるようです。内閣府のデータを見ても令和元年においては知的障害者の中に占める高齢者の割合は15.5%でありますが、身体障害者の中では72.6%、精神障害者の中では37.2%と高齢者の割合は高いのが現状です。そしてこの割合は年を経るごとに増加しています。

https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r01hakusho/zenbun/siryo_02.html

つまり、今まで障害者のために考えていたことと、高齢者のために考えていたことがそれぞれリンクしてくる可能性が高まります。

健常な人でも歳をとれば何らかの障害が出てくる、障害者でも歳をとればまた何かしらの違う障害も出てくる、先天的に何らかの障害を有している人もいる。

世の中にはたくさんの障害がありますが、それを背負うタイミングや内容は人それぞれです。その根本解決をするために身体に対して出来ることもあれば、出来ないものもある。出来なければ周りの環境調整を考える。

このようなアプローチは障害者であっても高齢者であっても、はたまた健常と言われるような人でも同じだと思います。

何か自分も含めて人は、何らかの言葉を使って分類をしがちですがあまりその区別の言葉を増やしすぎるのもどうかと思いました。

そんなことをこの"障害者"と"高齢者"という言葉から考えてみました。散文的になりましたが、ふと思ったことです。

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