見出し画像

未来の理学療法士の職域

現在30歳、理学療法士として京都大学の大学院で研究を行い、今では自身で会社を起業して様々な仕事をさせてもらっている私ですが、今まで出会った人たちもいろんな仕事をしております。自分ではなかなか関われないような業界にも進んでいる人もおり、せっかくなのでいろいろな可能性を感じていただけたらと思います。

・臨床

まずは最も一般的な臨床に関する仕事です。臨床と言っても非常に幅は広く、年代としても小児、学生、中高年、高齢者など、疾患としても整形、呼吸器、脳血管など非常に様々かと思います。近年では保険を用いない自費の施設なども増えており賛否両論あるところではあるかもしれませんが世の中としては増えてきていると思います。

・教育

教育に関しては狭義の意味ではまず理学療法士の養成校としての専門学校や大学が挙げられるでしょう。しかし教育と言っても資格を取得するだけの教育ではなく、子どもや大人それぞれに対するヘルスケア関連の予防としての教育、病院などにおける患者教育なども含まれるかと思います。また、今回のコラムのように新たな職域を広げるための勉強も捉え方によっては教育になりますし、何らかの学問や知識を教えるような仕事は教育と考えられます。

・研究

研究として仕事をする場合は、多くはまず大学院の修士や博士課程において研究手法を学ぶことになるでしょう。そしてその知識と経験をもとに大学の教員をしながら研究をしたり研究所の所属して研究を行うことになるかと思います。次の項目にもかぶってきますが企業就職をしてその会社の研究職となって開発などを行う場合もあるでしょう。

・企業就職

最近では理学療法士として企業に就職する人も増えているように思います。わかりやすい業界としてはヘルスケアや医療に関わる企業はイメージがしやすいと思います。しかし自分の周りではかなり幅広い業界に就職をしており、アパレル・IT・エンタメ・金融・保険・コンサル・商社など様々です。企業規模としてもベンチャーから上場しているような大企業まで様々で自分のやりたいことを実現するために転職をする人も多くいます。

・個人事業

また理学療法士という能力を活かして個人事業として開業して仕事をしている人もいます。整体という形であれば実質無資格であっても開業はできるので理学療法士としての資格をもちながら整体師として仕事をする人もいたり、また鍼灸師の資格を合わせて取得して鍼灸院として開業するような人もいます。それ以外にも教育・研究の能力を活かしてセミナーやコンサルなどの業態として開業することも可能性としてはあるでしょう。

・起業

個人事業以外にも株式会社として起業をする形をとる人も出てきています。株式会社としても中小企業のまま事業規模を大きくするやり方もあれば、ベンチャーキャピタルや大企業からの資金調達を行ってM&Aや上場を目指すやり方もあります。業態としても施設をベースにしたフランチャイズとしての広げ方や、ITを用いた事業の広げ方もある内容や見据えるビジョンによって形も様々でしょう。

今回はざっと様々な方法を紹介しましたが、また許可が得られれば個別の事例なども紹介させていただけたらと思います。

より読者のみなさまのためになる記事執筆の活動費にあてさせてもらえたらと思っています。もしよければサポートお願いします!