パラリアの二次会 第26夜 総括・後編:わたしたちはどこへいくのか の解説
いよいよパラリアの二次会の解説も今回で最後です。今回も前回に引き続き、総集編です。
音声はこちら。
【今回の話の流れ】
まず、ここまでの復習(これについては前回を始め、何度かまとめられているので、そちらをご覧ください)をした後、現在及びこれからの社会・教育を論じます。 まず、現在は「成功したいから頑張るのではなく、失敗したくないから頑張る」という時代です。競争に敗れたら悪いことがあるから競争するという、ネガティヴな競争になっています。背景には、2000年以降の日本がが、中国など、後ろから追いかけられる状況にあることが考えられます。 しかし長い視点で見たとき、生産性は上がり、遊びが重要になると考えられます。その際、「遊び方を教える」という役目を塾も担うことができます。
【用語の解説】
1分ごろ「ワンクール」
放送関係の業界用語。3ヶ月の放送を1クールと呼ぶ。
10分ごろ「新自由主義・ネオリベ」
「ネオリベラリズム」の略。「ネオリベ」と略して使う場合、「ネオリベだからダメ」といったような、否定的なニュアンスを含むことが多い。
ここでは、社会が自己責任を強調し、個人の能力ばかりを重視することが想定されている。個々人の裁量が拡大する一方、福祉が削減される、能力主義となり「弱者」が切り捨てられる、短期的利益ばかりを皆が求める(時代に追いつく!)ため、長期的な計画や基礎的なものを軽視する、売れるものを作ることに躍起になり、つまらない物ばかり流通し、消費する側も全く進歩しない点などが問題視されている。尤も、ネオリベ自体多様な主張があるので、使う際は注意が必要。
22分ごろ「クイズノック」
東大卒のクイズ好きが集まり、youtubeなどで発信しているメディア。東大王やQさまなどのテレビ番組にも出演している。
23分ごろ「脳死」
ここでの意味は、「頭を使わない」というもの。言うまでもなくこういった使い方は医学用語を(意図的に)誤用した、曖昧かつ品の無い用法なので、あまり使わないほうが良いかも。
24分ごろ「ドグマ」
教義と訳される。ここでは「主張」程度の意味。
31分ごろ「瀧本氏」
投資家で、『僕は君たちに武器を配りたい』などの著書で知られる、瀧本哲史氏のこと。第11夜で詳しく話している。
以上になります。ありがとうございました。
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