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カレー屋さん日記 #1

 今日は籠りっきりで勉強するぞって時に限って気持ちいい晴れが訪れてなんかもう嫌です。こんばんはしそツナです。

 僕はカレー大好き好きくんです。特にインドカレーです。カレーを定期的に食べるために貯金の項目に "カレー" を作っています。とにかく大好きなのでこれはシリーズみたいにしてみようと思います。まぁ、、ちょっとカレー様の力を借りてスキを増やそうってことです。

 初回である今回ご紹介するのは、『マンダラ 渋谷店』。ネパール料理屋さんです。

 日本にあるインドカレー屋さんの多くは、ほとんどが本場インド人シェフによって調理されているお店ではなく、本場のインドカレー屋さんというのは3割程度だと言われています。多くのアジア人シェフが "インドカレー" という言葉の力の多くさを借りてカレーを調理してくれています。だからもしかしたら僕はアジアカレー大好き好きくんなのかもしれません。

 その日僕は表参道で開催されていた『視覚トリップ展』でアンディーウォーホルをガン見した後、必ずインドカレー屋さんを見つけ出してやるという野望を胸に抱きながら渋谷の方向へ散歩していました。ただこれが全く見つからない。青山通りを超えておしゃれな街並みを歩いていたはずがインドカレー探しに気を取られてあまり景色を覚えていません。

 とうとう渋谷へ突入。宮下パークのアジアン料理屋さんに若干気を取られつつ、インドカレー屋を見つけるという信念を貫きます。本当に見つからない。まじか。そしてついに渋谷駅を越えて代官山よりの渋谷へ、、、。

 するとなんと雑居ビルの看板に "ネパール料理屋" の文字。上記のインドカレー屋さんの実態を知っていたため、「正直なお店だなぁ」と印象を持ちました。おそらく今まで私はネパール人が作ったインドカレーをインド人が作ったものという認識でいただいてはいたが、ネパール人が作ったネパールカレーは食べてことがない。。。「よし、ここだ」

 全く知らない雑居ビルの階段を登るときのドキドキ感はかなり好きです。三階まで上がると、そこにはめっちゃ重そうな木製のドア。無機質な雑居ビルの中、ここから先は異世界だよと言わんばかりの雰囲気。一呼吸していざ入店。「あ、異世界。」アジアンシック(?)な世界観で統一された店内には、大学生四人組、上司と部下、ママ友的な関係のお姉さんたち、おっちゃん。いかにも隠れ家的な店内。「好き。」

 ランチカレーセットを注文。バターチキンカレーとマトンカレー、なんをチーズナンに変更。サラダには例によってオレンジ色のドレッシング。なんでどこもこのドレッシングなんだろう。ここは少しすっぱ目でした。

 「いただきます。」

 カレーの登場。刑務所みたいなプレートではあるな。。俺はこういう器すごい好きだぜ。まずはバターチキンカレー。「お。スパイシー。」ナッツやトマトに対してのスパイスの量が一般的なバターチキンカレーより多い気がする。美味い。お次にマトンカレー。「トマトだ。」トマトの酸味がとても効いている。それで持ってマトンの味もしっかりとある。交互に襲ってくる感じ。。とてもいいぞ。トマト付きの私的にこのカレーはリピートしたい。

 「お腹いっぱい。ごちそうさまでした。」


 サイドメニューのネパール料理をオーダーしなかったことに少し後悔。まぁ次回への忘れ物です。

 雰囲気も味も "異国感" がちょうど良いお店でした。東京に疲れた時にはこおにくるといいと思いますよ。ただお腹を膨れさせすぎると雑居ビルの階段が信じられないほどの試練となってあなたを苦しめます。ご注意ください。


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