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ポストコロナは大転換の時代。『間』と『自分流』のセンスに注目。

呼吸がしやすい街歩き

コロナにおける全国的な緊急事態宣言が終わり、さっそく京都の街を訪れてみた。そもそも、京都の街を歩くことが好きな私は、年に幾度となく京都を訪れ、歩く、歩く、歩く。  

30年前に京都エリアの顧客を担当して、京都の街を日々、4年間歩いていたことから、私にとって、京都は呼吸のしやすい街になっている。

我が足は、名所・旧跡巡りではなく、ひたすら、通り、筋を歩きながら、色々な発見に出会うことがうれしいようだ。

待ちわびていた外遊び

岡崎地区に足を向けた。金曜日だからであろうか、平安神宮のゆったりとした空間を見たのは久しぶりであった。

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一方、すぐ側の岡崎地区はすごい賑わい。

岡崎地区は岡崎公園、京都市動物園、京都市京セラ美術館、府立図書館、国立近代美術館、ロームシアター京都が京都市民の憩いの場となっている。

そこには、待ちわびていた多くの市民がコンサートの準備や隣接するカフェであふれていた。コロナ疲れだろうか、外でワイワイしたいよね。

私も休憩を兼ねて、ロームシアター3階のパークプラザに向かった。

3階のBOOK&ART GALLERIAは、ホールにつながる広めの通路であり、書籍やアートが楽しめの静かな空間。休憩にするには最適な1つとして、私の引き出しに入れてある。

ところがである、ゆっくり疲れを取れそうな椅子ひとつ置きに先客がいて、空いているところは✖マーク(バッテンマーク)で使用禁止となっている。お茶を飲んだ喫茶店でも隣の椅子はバッテンマーク。ランチのレストランは、テーブルを間引いて空間を広くとっていた。    

空いてなくて残念。しかし、隣の方との距離感の心地よさを少し感じた。 

居心地の良い『間』『開き』のセンス   

コロナ時代を経験して、隣の人との間隔、距離感に新たなモノサシが生まれるかもしれない。

公共施設においては、一人でも多くの方に座っていただけるように配置されてきたイスやテーブル。もちろん、快適な空間づくりには工夫を凝らされている。

この隣との物理的な距離の「間隔」が、自分の満足する「感覚」という側面を取り入れたあり方やそのセンスが求められる転換点になるかもしれない。

190万通りから1つの個性を作り出すセンス

ニュースによると、カシオ計算機の「Gショック(G-SHOCK)」のカスタマイズサービス「MY G-SHOCK」が、10月20日から予約を開始した。

スクエアデザインの「5600」シリーズをベースに約190万通りの組み合わせが可能らしい。

190万通りの組み合わせから、自分だけの愛着バージョンを確定するのは、さぞかし楽しいと思われる。

これほどの選択肢は、むしろ決めるのを難しくするのか。数種類の中から選ぶことに慣れている人には大変な作業になるかも。

しかし、190万通りの選択肢をワクワクする、自分の選択を楽しめる時代が来ているのかもしれない。


人生観が先にある仕事意識

仕事選びも変わるかもしれない。会社選びから仕事・職能選びが重視されていくかもしれない。

入社した会社の必要な時に、自分の仕事・職能を提供し、空いている時間は、他の企業に提供していく。

テレワークやワーケーションを経験したから見えてきた、仕事・職能選びの可能性。さらには、人生観を先に描くことが必要な時代になるのだろうか。

セルフプロデュースする能力と引き出しを磨く

コロナを経験して当たり前ではないと気が付いてしまったことは、さらにウオッチングしていきたい。大転換期の羅針盤を明確に見極めたい。

今、私なりに感じてきていることは、すべての人が、セルフプロデュースすることが必要な時代に入ってきているのではないだろうか。

その際、自分には検討できる様々な選択肢、引き出しを持ちたいですね。

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