もしも簡単に性別を変えることができたら
基本的に人は生まれながらに2種類に分けられます。
女と男。
LGBT等もありますので、実際はもっと多様だと思いますが。
何にせよ、元々の肉体としての性別は選ぶことができません。
であれば、どんな性別の人でも理不尽な扱いを受けることがないよう社会が成り立っておかないといけません。
にも関わらず、最近男尊女卑な発言が頻繁に見られますね。
別に今に始まったことではなく、最近になってようやく問題意識が強くなったという感じですが。日本ではたった75年前まで女性に参政権が無かったくらいですからね。
今世界的に男女平等の方向に進んでいますが、性差に関する議論は、形は変われど今後も無限に続くんだろうなと思います。女と男で何かしらの違いはありますから。
ただ、もし「簡単に性別を変える」ことができたらどうなるんでしょうか?
ふと考えました。どちらも経験できたらお互いへの尊重が深まるのではないかと。
コナン君が薬で子供になったように、薬で簡単に性別を変えることが出来るとします。質量保存とか真面目なツッコミはなしで、なんとなくそれっぽい変化が起こるとしましょう。
○何が起こるか
・そもそも性別という概念が薄くなる?
もう、「種の保存」以外で性別を強く考えることは無くなるかもしれません。
この世界で「プリキュア」とか「仮面ライダー」みたいに性別を意識するようなものは生まれますかね?
ランドセルも黒と赤みたいに分かれますかね?
女らしさ・男らしさみたいな性別による性格みたいなものの違いが、外部環境からの刷り込みで生まれるものではなく、遺伝子的に本当にあるのなら、上記のような「区別」は残るかもしれませんね。それでも、性別を意識するようなものへの執着は弱くなりそうに思います。
・真にどちらの立場も尊重した議論が出来るようになる?もしくはどちらかを切り捨てる話になる?
このnoteの書き始めは、「違う立場を経験できると一般的にはお互いを尊重できるようになるよなー」と考えていましたが、簡単に性別を変えられるからこそ、どちらかを切り捨てる方向の議論が進む可能性もあることに気づきました。
力の弱い女性よりも力の強い男性で固めた方が肉体作業に効率が良いとか、暴力的な男性よりも非暴力の女性で固めた方が平和とか?
なんか地獄みたいですが、どちらかの性別に簡単に変われる以上、合理性を求めたらあり得る気もします。
なんとなくまとめると
メリット
・生まれながらの性別による不公平は是正できる。
あるゆる人にとって可能性が広がることは間違いありませんよね。
デメリット
・要素ごとに、どちらかの性を簡単に批判できるようになる。
これまではタブーだったものに、もしそれが化学的に証明されているのなら踏み込むことが可能になりそうです。この世界の人にとって、性別なんかお手軽に変えることが出来るものですから。ファッション批判くらいのレベルに下がるかもしれません。
最後に
結局どうなるんでしょうね?
自分の乏しい知識と想像力では、深く考えることはできませんでした。
実際にはありえないようなことを設定しても、想像することは難しいですね。
なんかSFの世界でストーリーを作り上げる方たちへのリスペクトがより高まりました。
いただいたサポートは、何か新しい体験に充てたいと思います!