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こじらせアラサー女に訪れた転機

20代のほとんどの期間、ロクでもない恋愛しかしてこなかった私。
そんな私に転機が訪れたのは29歳の時。
当時付き合っていた彼との別れでした。

久しぶりに会う約束をしていた1つ年下の彼氏。
なんとなーくいつもよりテンションが落ち着き目の彼(その時は気づいてなかったけど後から思えば、ってやつ)

とりあえずカフェでお茶を〜、と思っていたら、そこで別れ話を切り出される。もはや遠い記憶の彼方だけど、確か「友達に戻りたい」とかなんとか。
出会いから付き合うまでほとんど日数がなかった私たちに【友達】だった期間などなく、瞬間的に「あーそういうことね」と悟った。

いろいろこじらせてたので、普段から私が一方的にイライラをぶつけることが多かったこともあり、限界だったんだと思います。
それに、なんとなく付き合いはじめの時から、【つなぎ】的な付き合い方をされているなという感覚があったので、おそらく本番の相手を見つけたんだろうと思いました。

私自身も彼との関係に疑問を持ちながらも付き合いを続けていたところがあり、相性的にも特にしっくりきていた訳ではなかったので、なるようになったのかなと。

それでも、彼と別れたあと家に帰ってきてから、得体の知れない虚無感に襲われ・・一人で色々回想して、惨めだったのか悲しかったのか、よくわからないけど、とりあえず訳もわからず泣いた。

でもひとしきり泣いた後ふと冷静になり、考えてみた。
何が悲しくて泣いたのか?彼と一緒になりたいほど好きだったのか?

29歳という絶妙中の絶妙な妙齢だった私にとって「結婚」は通過しなければいけないものとして常に目の前にあるものだったので、当たり前のように30歳までには結婚するものと思っていました。

それがここにきて急に一人になった。
当たり前がなくなったことへの不安からくるものが涙として表れたのかも。
前者の疑問に対する回答は多分これ。

一方で後者の疑問に対する回答は・・
Noでした。むしろ「親に紹介できるのかな(いや、できない、というかしたくない・・)」というのが付き合っていた時に感じていたこと。

じゃあなんで付き合ってたんだよ!っていうツッコミはさておき(笑)
もしこのまま付き合っていて30歳になったら結婚するのかなとか漠然と考えていただけだったな、と感じました。


さらにここで心に湧いた疑問がもう一つ。
「そもそも私本当に(今)結婚したいと思ってるんだっけ?」

一人の生活から二人になるのってどんな感じなの?
私誰かと住めるの?(一人空間ないと困る)
結婚式ってお金かかるけど、私そんなに貯金あったっけ? (大して無い)
結婚したらいろんな制限ができるのかな?(やだな)
生活費とかどうするんだろう??
etc...

考え始めたらたくさん「??」が出てきて、「あ、私ほんとは本気で30歳で結婚したいと思っていないじゃん」ということにこの時初めて気づいたのでした。
というか、結婚できる状態じゃなかった。(できるだけの準備が整っていなかった)

それに気づいたこの瞬間。

これがこの後の私の状況を変えるターニングポイントとなりました。

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