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【10minutes チャレンジ 83日連続更新】そのリハビリサマリーで一体何を伝えたいのか考えてみて欲しい

皆さん、おはこんばんちわ。

兵庫県で常勤PTとして働きつつ、
整体院と講師業を週末起業したり、
もっと家事や育児ができて
人生幸せになる男性を
増やすべく
情報発信をしている、
2児のパパこと
中井 宏俊(なかい ひろとし)です。


私が現在所属しているのは

亜急性と療養、という

カテゴリーになると

思います。

地域包括ケア病棟が

あるので、

やや回復期よりの

機能を提供しています。


そうなると

急性期病院からの

転院が結構あります。


そこでもらうのが

サマリー。

リハビリテーションサマリー

というやつですね。


看護サマリーとは別に

リハを提供していた患者さんに

ついてはリハサマリーが

ついてくることが

多いわけです。


で、自分が急性期から

離れてから、リハサマリーを

もらう立場になって

改めて思う。


「このサマリー、意味ある?」

みたいな内容であることが

結構多いんです。

急性期のセラピストの

皆さんには申し訳ないけど。

時間がない中で

作ってもらっているのは

重々承知しています。


でも、内容をよく見て欲しい。


・関節可動域:○○関節屈曲 ○度、・・・
・筋力:○○関節伸展MMT□、・・・
・動作:寝返り軽介助、起き上がり中等度介助
・覚醒不良なことが多かったです
よろしくお願いいたします。


みたいな内容が

本当に多いんです。


「機能障害についてまとめてるやん。何があかんの?」

というセラピストもいるかもしれない。

クリニックに通う患者さんの

情報ならまだこういう

機能的な情報の

羅列でいいと思う。


でもね、多くは高齢者のこと。

そして在宅復帰を目指す方が

多いわけです。

亜急性期や回復期に

転院してもらうということは。

もちろん次の行き先が

施設になる、という方もいますが。


さっきみたいなサマリーの

内容は、正直いって

こちら側の

初期評価で大体掴めるんですよ。

詳細な数字はわからないまでも。

動作レベルも動こうとする

患者さんを診たら

大体予測がつきますし

評価はすぐにできる。


「じゃあどんな情報が欲しいんだよ?」


と言われそうですね。


例えば、

「○時に行けば覚醒がいいのか」
「動作に何か癖があるのか」
「なんで介助しないといけないのか」
「どういう動き、練習で痛みが出るのか」
「情動面として特徴が何かあるのか」

とか、

どっちかというと

病院という特殊な

状況下でどんな

生活、情動になっているのか。

動作介助の中で、

もしくは介入の中で

特徴的な反応、言動が

あるのかどうか。

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初回でパッと見は

わからない、

何気ない反応なんかの

情報があると

初回の時点で

非常に助かるわけです。


とはいえ、機能に関する

情報が全くいらないわけ

ではない。

そういう情動的な

情報と組み合わせて

欲しいんですよ。


ぜひ、参考にしてください。

ちなみに私が急性期の時は

この辺すごい意識していたし、

後輩にも指導していましたよ。

誰に言われたわけでもないけど。


『そのサマリーであなたは次託すセラピストに何を伝えたいの?』

これを意識するのが

大事です。

(執筆:15分17秒 文字数1171)


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