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リハビリテーションは誰のもので、セラピストが語るのはNGなの?

今日もTwittterで呟いたことを

深掘りしてみたいと思います。

元々は昨日のこのツイートです。


『リハビリテーション』は患者さんのもの?


リハビリテーションという言葉は

誰のためのものなのでしょう?


定義を確認してみましょう。

わが国では、社会の偏見や政策の誤り等のために、奪われ・傷つけられた尊厳・権利・人権が本来あるべき姿に回復することとしてとらえ、リハビリテーションを全人間的復権と表しました。


全人間的復権

という和訳が正しいかどうか、

という議論もありますが、

今回はこの定義を前提に

考えてみます。


復権するのは罹患した患者さん。

だからこの言葉は

患者さんのものなんだ。

セラピストが我が物顔で語るのはおかしい。

そういう意見も確かに見たことあるし

間違いではないと思う。


Twittterでも貼ったけど

こういう絵が使われることが多い。

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患者さんや家族さんを中心にして

医療従事者や介護職が周りを

囲んで支援する、

みたいな構図ですね。

私もこれで教えられたし

臨床に出てしばらくは

これしかないと考えていました。


リハビリテーションはみんなのもの?!


ここで昨日のツイートの

続きをご紹介します。



私は最近この絵の方がしっくりくるんです。

確かにリハビリテーションを行うのは

患者さんやその家族さん。

でも、支援して持ち上げてもらう、

いわゆる受動的な印象が私の中であって、

そういう場合は上手くいかないことも

実際ある。皆さんはどうでしょう?


患者さんや家族さんが積極的に関わって、

退院後の生活をいかに想定できるか。

どういう支援が必要で

どれくらい患者さん自身や家族さんに

主体的にしてもらうことがあるか。


そのためにフラットに、

上下関係などは一切ないし

どちらかというと主体的に

みんなが考えられるような形となると、

患者さんや家族さんも同列に

加える方が合っているのかなと。


終わりに

全人間的復権

という定義だけでいうと

その輪に全員が入るのはおかしいかもしれない。

でも復権するのは患者さんだけど

そのために知恵や力を使うのは

医療従事者や介護職だけでなく

患者さんや家族さんもだと思う。


そう考えたら、

セラピストがリハビリテーションを

熱く語ったり、定義について

色々考えるのは何もおかしくないかなと。


当然、患者さんに配慮する、

ということは忘れてはいけないと思います。


参考になれば幸いです。

ぜひモチベーションのために

いいねをください(笑)


ここまで読んでいただきありがとうございました。

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