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【10minutes チャレンジ 13日連続更新】私が手技、実技の動画を作らないワケ

皆さん、おはこんばんちわ。

兵庫県で常勤PTとして働きつつ、整体院と講師業を週末起業したり、
もっと家事や育児ができて人生幸せになる男性を
増やすべく情報発信をしている中井 宏俊(なかい ひろとし)です。


最近は色々な情報がSNSなどを使えば

簡単に手に入る時代になりました。

私が理学療法士になったのが10年前ですが、

10年前では考えられないことです。


論文検索にしてもそうだし、動画にしてもそうだし、

当時と今では雲泥の差です。


で、今日のテーマは

私が手技や実技に関する動画を作らないワケ

ということですが・・・


私は例のウイルスが感染拡大する今年の年明けまでは

月に1回か2カ月に1回程度、

個人で勉強会を開催したりしていました。

例のウイルスの感染拡大がピークになりつつあって

非常事態宣言が出た4月以降、

セミナー動画を2本無料で公開したりしました。

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で、たまに知り合いから言われるのが、

中井さんは手技や実技の動画は作らないの?

とか

中井さん独自の手技とか作らないの?

というもの。


後者についてはまたいずれまとめるとして。

前者について。


私は理論や理屈、セラピストとして、医療従事者として、

1人の社会人としての考え方や心構えについて

動画などで発信しています。

でも実技系の動画は1本も作っていません。


理由は、

①手間がかかる
②編集に時間がかかる
③誤解して伝わってしまう可能性がある

で、上位2つは、いわゆる理論理屈のところと共通しているのです。

真の理由は3つ目。


どうしても、動画で観てもらっただけでは

その実技や手技の本質が伝わらないことがある、と思うからです。


どういう方に必要なのか。

どういう触り方がいいのか。

どういう圧がいいのか。

対象者に合わせてどう対応して、変化して使えばいいか。

リスク管理はどうしたらいいのか。


この辺りを無視して、単に結果だけを求めて

モノマネ

だけされてしまうようなことがあると、

患者さんや利用者さんに成果が出せないだけじゃなく、

被害や危害、命の危険、というリスクを提供してしまうことが

十分に考えられるからです。

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お手軽に学べる時代になったからこそ、

動画として情報を提供する側のスキルや信念も大事ですが、

学ぶ側の考え方、スキル、知識などにも

何かしら大事なことが求められる、と考えています。


実際に勉強会で、その場で実技指導をしても

上手くいかないことが大半です。

手取り足取り教えることが多い。

それでもその日1日で習得できるものではないのです。

それを動画だけで伝えて、その実技や手技の本質が

伝わるとは思えないのです。


ということで、学ぶ側にも信念が必要、というお話でした。

(執筆10分30秒 文字数1074)


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