叱る信頼。
親になり、子どもたちと接する中で一番心に引っ掛かりを残す時間は叱る時。
可愛いや楽しいだけで過ごせるのならその方がいい。
まだ何も分からない赤ちゃんならそれでもいいが、物事を理解出来る頃にもなると、どうしても叱る事が必要な時もある。
この『叱る』行為ひとつでも、子育てから学ぶ事や気付く事は多い。
『叱る』に最も必要なものは何か。
相手が幼い子であれば、力で抑えて聞かせる事も簡単だが、これは最も不要な行為。
そして、たまにニュースで目にするそういった行為は大人としてあまりにも幼稚。
あくまでも言葉で伝えながら、その奥にある意味を理解してもらう必要がある。
そこで改めて身に染みているのが
『どう伝えるか』よりも『誰が伝えるか』の重要性。
その背景にはやはり『信頼関係』が大きい。
『どう伝えるか』
準備された言葉や、どこかで聞いた事のあるような言葉では、その場は収まっても相手の心に響かせるのは難しい。
いつかその言葉の軽さが露呈される日が必ず来る。
そうなってしまえば、信頼関係は元も子もない。
『誰が伝えるか』
これは大人にも子どもにも言える事だと思う。
この人に言われたから反省するし、この人に褒められたから嬉しい。
この感情をまだあまり言葉を理解出来ていない相手に抱かせるには、日々の信頼関係の構築でしかない。
ワタシの言っている言葉はどれだけ子どもたちに伝わっているのだろうか。
ワタシが考えている子育てへの気付きは、果たして合っているのだろうか。
現時点ではその答えを知る事は出来ないが
子どもたちが大きくなった時
きっとこの答え合わせをしてくれるだろう。
出来る事なら愛する我が子を叱りたくはないが
それでも心を鬼にして叱らなければならない時
『きっと伝わる』
ワタシは子どもたちの事を心から信頼している。
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