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敏感期とは

モンテッソーリ教育の中でよく出てくる言葉、”敏感期”。

その月齢や年齢によって、特に伸びる能力が異なるというものだけど、この考え方について腹落ちする考え方が本に載っていた。

それを自分なりに要約してみると、”ちょっと難しいことに取り組み、それを達成することでドーパミンが出る。だから、何度もそれに取り組み、能力が伸びる。”ということ。

元々僕は、ただ「人ってそういうペースで成長していくものだから」というぼんやりした理解をしていたけれど、”ちょっと難しいことに取り組む”というのと、それによって”達成感を感じる”というのがミソなのだと理解した。

大人が仕事をしてやりがいを感じる場合でも同じだと思うけど、ちょっと難しくて背伸びしてやっと達成するようなタスクに取り組むと、面白みがあるし終わった時には達成感を感じる。

これは生まれたての赤ちゃんでも、1歳や2歳の子どもでも同じなんだな、と。もっと言うとどんな年齢の人でも同じなんだと思う。

初めは何か動いているものを注意して見ることや、自分の手で何かを掴むことがそれに当たるかもしれない。

つかまり立ちをして、よちよち歩きをすることがその月齢の子にとって”ちょっと難しい”ことであり、5歩だけ歩けたことで”達成感”を感じてドーパミンが出る。

だから、また歩きたい、次は10歩だ、と何度でも挑戦する。

そうやって、その月齢に程よく難しいタスクに何度も何度も取り組むから、そのタスクに関する能力が育まれる。

とても納得する考え方だと思った。

これも本に載っていたことだけど、その子が少し歩けるようになったのに、親がスムーズに移動したいからなどという理由で、少し歩けるようになった子をベビーカーにばかり乗せてしまうと、歩くことで伸びる能力が成長しない。

代わりに、別の方法でドーパミンを出すYoutubeや動画で縛り付けて大人しくさせれば、親は楽かもしれない。

だけど、3歳や4歳になって十分に歩けるようになってから、「さあ、存分に歩きなさい!」と言ってみても、もう歩くことで達成感や楽しさを感じられる時期はとうに過ぎてしまっている。

なぜなら、歩くことは3歳や4歳の子にとって全く難しいことではないから。だから、達成感を感じない。ドーパミンが出ないから、そんなことしたくない。

そうして、歩くことで伸びるはずだった能力は、もう伸ばすことは難しくなってしまう。

それぞれの子どものペースがあるだろうから、それを尊重していくのはとても大切なこと。

親の都合とか周りのペースに合わせるのではなく、その子にとっての成長の段階や、興味のあることに親がしっかりと意識を向けて、子どもが伸び伸びと挑戦し、成長していけるような環境を作ってあげる。

そして、子どもとは対等な立場で目線を合わせ、その心に向き合う。

そうやって子育てをしていくのが、モンテッソーリ教育なんだろうな、と感じています。

僕はコーチの仕事もしているけど、”その人らしさを尊重し、個性を伸ばす”というのは、コーチングでもモンテッソーリ教育でも一緒だと思ってる。

こんなことを言ってはみても、もちろん思うようにいかないことの方が多いと思う。

だけど、そういうことも含めて、子どもと共に楽しみ、成長していきたい。


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パパやん/古民家移住&素人DIY&モンテッソーリ教育(&独立?)

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