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【SNS投稿和訳】ドローンを使った地雷探知(@Tatarigami_UA氏)

ウクライナ予備役将校の@Tatarigami_UA氏が、ドローンの赤外線カメラ画像を活用した地雷探知に関して、X投稿で解説しています。以下は、その投稿内容の日本語訳になります。

日本語訳:

現在、ドローンを活用した地雷探知について意見が交わせれており、その議論は広がりをみせているが、赤外線画像使用の実用性についての問題も幾つか生じている。このスレッドで私は、このテーマに特化したマニュアルを参照したうえで、その問題に関して解説していくつもりだ。

初めに、重要な問題点を踏まえておくことは重要だ。地雷が常に地面の上に置かれているとは限らず、隠れたままになっているものもあって、そのような地雷はドローンからは見えない。この区別は重要であって、ドローンの赤外線画像利用という方法を万能薬とみなすことを過大評価してはいけないことの必要性を強調していている。

ここで示す各画像のパラメーターは次のようになる。

気温:摂氏18〜20度(華氏64.4〜68度)
植生状況:ほどほどな程度
時間:現地時間21時
撮影高度:画像によって様々なため、各画像に記載
ドローンの種類:DJI Mavic 3T
地雷敷設時間:午前11時

以下で示した例において、地雷1(ТМ-62М)と地雷2(ТМ-62П3)は、地面の上に置かれている場合、明確に視認可能だ。地雷の周囲と比べて、形と色の点で目立った対照を示している。

次の画像の例では、対人地雷3(MOН-100)ははっきりと目立っており、すぐに特定することができる。その一方でもっと小さな対人地雷、地雷4(ПМН-2)と地雷5(МС-3)は視覚的に溶け込んでいる。それは高度50mでさえそうであって、どちらも同じようにみえる。

遠隔散布された地雷、例えば地雷6(ПОМ-3)のようなものも効果的に探知できる。以下の画像例で分かるように、この地雷に独特な形状を、ドローン操縦者は極めてはっきりと掴むことができる。以下例の高度は16〜18mである。

地雷探知はまた、自然物の形状と異なる特徴によって、探知できるようになる。だが、そうであるとはいえ、これができるようになるために操縦者は経験を積む必要があり、またそれに加えて、あまり目立たない対象を識別するための訓練を受ける必要もある。このことを気にとめておかなければならない。

非金属で覆われた地雷は探知を行うときまでに温度が低下しており、それとは反対に金属製外殻の地雷は温かさを保ったままであることを強調しておく必要がある。どちらの種類の地雷も識別可能なままであるということは、注目すべき点だ。そうなる原因は、どちら地雷もその周囲とは明確に異なった温度情報を示すからだ。

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