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【SNS投稿和訳】“ロシア軍の地雷埋設例”(@Tatarigami_UA氏)

以下は、ウクライナ軍予備役将校@Tatarigami_UA氏によるロシア軍地雷原に関するSNS投稿(日本時間2023.08.12, 04:03投稿)を日本語に翻訳したものになります。


現在進行中の反転攻勢の結果、地雷原と地雷に関して最近、注目が集まっていることを考え、地雷埋設の代表的な例を図示することにした。実際の状況を示した資料を共有することはできないので、その特徴を伝えるのに相応しい図例を示すことにする。

この場合、地雷原の配置は地形上の特徴に応じて決められている。地形上の特徴とは、水域、道路、集落といったもののことだ。地雷原には二つのカテゴリーがあることに注意しておくことが重要だ。一つは「地雷群」であり、もう一つは(遠隔操作可能な)コントロールされた地雷原だ。

地雷原は多種多様な地雷によって構成されるのが一般的で、具体的には、OZM-72 破片式跳躍対人地雷、PMN対人圧力式地雷、MON指向性対人地雷、TM-62対戦車地雷、YaRM対舟艇地雷といったもので構成される。

よくみられるアプローチとして、ロシア軍は1種類だけでなく複数の異なった種類の地雷を通常、組み合わせて使う。状況の理解を明確かつ容易にするため、地雷の種類別に色を割り当て、それに沿って図例上でグループ化してみた。

我々の偵察チームが水域を渡ったのちに上陸する可能性が潜在的に存在する場所には、YaRM対舟艇地雷が設置される。樹木帯とおそらく上陸されるであろう地帯への経路は、OZM とMONという2種類の地雷で保護される。残った場所は主にPMN対人地雷がカバーする。

明白なこととして、地雷設置の程度には様々な濃淡があり、経路を設定し、戦場を支配し、そして撤退するための柔軟性をロシア軍に与える間隙がある。そうだとしても、大まかな計算になるが、この図の場所には大体10,416個の各種地雷があるものと見積られている。

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