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【和訳その他】戦争・軍事・安全保障

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戦争・軍事・安全保障に関する各種英文情報の日本語訳や紹介、内容要約
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2024年6月の記事一覧

【SNS投稿和訳】ウクライナ・ハルキウ州北部情勢分析(Emil Kastehelmi氏)

【SNS投稿和訳】ウクライナ・ハルキウ州北部情勢分析(Emil Kastehelmi氏)

フィンランドの軍事史家でOSINTアナリストであるエミール・カステヘルミ氏が、Xにウクライナ領ハルキウ州北部の戦況分析を投稿しています(日本時間2024年6月17日03:22投稿)。

以下は、この連続投稿の日本語訳になります。なお、記事中の画像はすべて、カステヘルミ氏の投稿に添付されているものを使用しています。

日本語訳ハルキウから北に位置する地域でのロシア側の作戦は6週間を超えて続いている。

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【SNS投稿和訳】ウクライナ戦況概要 2024.06.09(ウクライナ軍元将校Tatarigami氏)

【SNS投稿和訳】ウクライナ戦況概要 2024.06.09(ウクライナ軍元将校Tatarigami氏)

以下は、上記リンク先から始まるX連続投稿の日本語訳である。また、投稿者のTatarigami氏[*注:ハンドル名]は、ウクライナ軍元将校で、ウクライナを拠点とする戦争分析チーム“Frontelligence Insight(フロンテリジェンス・インサイト)”の設立者でもある。

日本語訳フロンテリジェンス・インサイトによる前線最新状況の概要。

ロシア側の主たる重点は依然としてドンバスにあり、特に

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【英文記事紹介】ウクライナ軍元将校が指摘する、西側のリスク回避的姿勢がもたらしてきた問題

【英文記事紹介】ウクライナ軍元将校が指摘する、西側のリスク回避的姿勢がもたらしてきた問題

「西側のエスカレーションへの恐れがロシアの最大の武器である」(2024.06.06公開)という上記リンク先の記事で、ウクライナ軍元将校のTatarigami氏[*注:ハンドル名]は、西側の自己抑制的姿勢を批判しています。

ソ連時代よりも国力が低く、NATO諸国のほうがさまざまな面で優越しているにもかかわらず、なぜロシアが西側に脅威を及ぼしているのかを、Tatarigami氏は次のように分析してい

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