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【和訳その他】戦争・軍事・安全保障

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戦争・軍事・安全保障に関する各種英文情報の日本語訳や紹介、内容要約
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2024年2月の記事一覧

【ウクライナ戦況記事和訳】アウジーウカ市街戦後:防衛態勢について(Frontelligence Insight 2024.02.29)

【ウクライナ戦況記事和訳】アウジーウカ市街戦後:防衛態勢について(Frontelligence Insight 2024.02.29)

ウクライナ東部ドネツィク州のアウジーウカ市を占領したのちも、ロシア軍は同市の西方で前進を続けています。

上記の英文記事は、このアウジーウカ方面の情勢を、ウクライナ軍が抱える問題も明らかにしつつ、分析したものです。この分析記事はウクライナを拠点とする戦争・紛争分析チーム「Frontelligence Insight」が執筆しています。

以下は、この記事の日本語訳になります。なお、画像は英文記事原

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【SNS投稿和訳】2024.02.24時点のロシア・ウクライナ両軍の戦力展開状況(Pasi Paroinen氏)

【SNS投稿和訳】2024.02.24時点のロシア・ウクライナ両軍の戦力展開状況(Pasi Paroinen氏)

OSINTアナリストでフィンランド軍予備役将校のパシ・パロイネン氏が、2024年2月24日時点のロシア・ウクライナ両軍の戦闘序列(Order of Battle)を解説したものを、X上に投稿しています(日本時間2024年2月26日01:09投稿)。同氏はフィンランドのOSINTチーム「Black Bird Group」のメンバーとして、ロシア・ウクライナ戦争のモニターと分析を行っている方です。

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【SNS投稿和訳】ウクライナが迎える暗い春(Emil Kastehelmi氏のウクライナ情勢分析)

【SNS投稿和訳】ウクライナが迎える暗い春(Emil Kastehelmi氏のウクライナ情勢分析)

上記リンク先から始まるX連続投稿(日本時間2024年2月24日03:09投稿)は、フィンランドのOSINTアナリスト・軍事史家のエミール・カステヘルミ氏によるウクライナ情勢分析です。戦争3年目に突入するなか、ウクライナが抱える問題、ウクライナが直面する脅威、そしてウクライナの今後を簡潔にまとめています。

以下は、このX連続投稿の日本語訳になります。なお、このnote記事のサムネイル画像は、カステ

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【SNS投稿和訳】ウクライナ東部アウジーウカ市陥落が及ぼす影響(Mick Ryan氏・日本時間2024.02.18, 05:36投稿)

【SNS投稿和訳】ウクライナ東部アウジーウカ市陥落が及ぼす影響(Mick Ryan氏・日本時間2024.02.18, 05:36投稿)

はじめに本note記事は、上記リンク先から始まるX(旧Twitter)での連続投稿の日本語訳になります。投稿者はオーストラリア軍退役少将ミック・ライアン氏で、その内容はウクライナ東部アウジーウカ陥落に関する分析になります。

なお、原文投稿の一部に画像が添付されていますが、画像がないことが内容理解の妨げにはならないと判断し、この翻訳記事にはそれらの画像は掲載していません。

日本語訳ウクライナの都

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【ウクライナ戦況記事和訳】アウジーウカのジレンマ:戦術的現実と作戦上の必要性を分析する(Frontelligence Insignt, 2024.02.16公開)

【ウクライナ戦況記事和訳】アウジーウカのジレンマ:戦術的現実と作戦上の必要性を分析する(Frontelligence Insignt, 2024.02.16公開)

上記リンクの英文記事は、ウクライナを拠点とする戦争・紛争分析チーム「Frontelligence Insight」によるウクライナ東部アウジーウカ方面の戦況分析記事です。

以下は、この英文記事の日本語訳になります。なお、翻訳記事中の画像は、原文のものを転載して使用しています。

日本語訳「アウジーウカのジレンマ:戦術的現実と作戦上の必要性を分析する 2024.02.14時点の最新情勢」2024年

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【ウクライナ情勢記事和訳】「崖っぷち:砲弾不足と情勢全般を検証する」(Frontelligence Insight)

【ウクライナ情勢記事和訳】「崖っぷち:砲弾不足と情勢全般を検証する」(Frontelligence Insight)

はじめに上記リンクの記事は、ウクライナを拠点とする戦争・紛争分析チーム「Frontelligence Insight」によるウクライナ戦況分析記事です。

以下は、上述の英文記事の日本語訳になります。また、このnote記事で用いた画像は、すべて原文記事からの転載になります。

日本語訳 「崖っぷち:砲弾不足と情勢全般を検証する」ここ数カ月間、私たちのチームはウクライナの国内問題に関する議論を公

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【記事和訳】ウクライナ情勢記事:「対砲兵火力の難題:増しつつある、はっきりとした懸念材料」(Frontelligence Insight, 01.02.2024)

【記事和訳】ウクライナ情勢記事:「対砲兵火力の難題:増しつつある、はっきりとした懸念材料」(Frontelligence Insight, 01.02.2024)

はじめに

上記リンクのSubstack記事(“Counter-Battery Fire Challenges: An Evident and Growing Concern”)は、ウクライナ軍予備役将校のTatarigami氏が創設した戦況分析チーム「Frontelligence Insight」によるウクライナ戦況分析記事です。

このnote記事は、そのSubstack記事の日本語訳になりま

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【論考内容紹介】「ロシアは如何にしてウクライナの勢いを止めたのか」(Stephen Biddle, ”How Russia Stopped Ukraine’s Momentum”, Foreign Affairs, 29.01.2024)

【論考内容紹介】「ロシアは如何にしてウクライナの勢いを止めたのか」(Stephen Biddle, ”How Russia Stopped Ukraine’s Momentum”, Foreign Affairs, 29.01.2024)

上記のリンクは、2023年ウクライナ反転攻勢の失敗の理由に関する「フォーリン・アフェアーズ」電子版掲載の論考です。また、著者のスティーブン・ビドル氏は、コロンビア大学国際公共政策大学院教授で、外交問題評議会国防政策担当客員上席研究員です。

2023年のウクライナの「失敗」に関しては、さまざまな議論がありますが、その理由として指摘されることが多いのは、軍事技術面で優れた西側製兵器を含む、軍事支援の

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