見出し画像

フランスで陰性証明書を取得しよう

さて、前回noteの続きをと言いたいところですが、ぱんぱん屋店主は引き続き隔離期間中のため、ホテル到着後隔離のお話は後日書かせてください。
本日は、日本帰国に欠かせないフランスでの陰性証明書の取得方法を書きたいと思います。
※本noteは、ぱんぱん屋店主帰国時の2022年1月上旬時点の情報と思い出です。皆さまご帰国の際には、ご自身で必ず関係各所の最新情報をご確認ください。

フランスでの陰性証明書取得(日本形式)

ぱんぱん屋帰国時(2022年1月上旬)、日本入国のために必要な書類として日本政府が指定する形式での陰性証明書がありました。
フランスでは、多くの病院でPCR検査を受診できます。が、日本政府が希望する形式で証明書を発行してくれるのか、と皆さま疑わしく思われているのではないでしょうか。

ぱんぱん屋店主は、在仏日本大使館HPにも記載があるLaboratoire BPO-BIOEPINECréteil支店で無事に陰性証明を取得することができました。

ではでは、陰性証明取得時の様子をご参考までにご紹介。

①PCR検査の予約

まずは、病院へのPCR検査の予約です。予約方法としては、電話・メール、あとはDoctlibと言うWEBサービスがありますが、語学力に自身のないぱんぱん屋店主は病院へ突撃しました。
結果、オミクロン株によるコロナ再流行で病院は大混雑。受付までは辿り着けず、行列整備の係の方にPCR検査を予約したい旨を伝えました。すると「Sans rendez-vous(予約無しで受診可能だ)」と言う回答をもらいました。

※予約の要・不要は、病院によって異なります。皆さまも事前に、各病院へご確認ください。

②フォーマットの印刷

予約無でPCR検査可能であることを確認した後は、日本形式の陰性証明書フォーマット(フランス語)を厚生労働省HPよりダウンロードし、印刷します。

③いざ病院へ

フォーマットも用意し、いざ病院へ参ります。この日は朝7:30から診察開始でしたが、睡魔に負けたぱんぱん屋店主が病院に到着したのは8:30。何とそこには、人、人、人の大行列が!!!並び初めから検査が終わるまで、約5時間の大行列でした。ここで待っていることが、9ヶ月間の留学の中で一番感染リスクが高かった気がします、、。
この時はオミクロン株が流行していたと言うこともあるかも知れませんが、皆さまはぜひPCR検査ご予約の上、病院へ行かれることをお勧めします。

ちなみに、ぱんぱん屋店主がお世話になった病院では、行列の待ち時間に教えてもらったWEBサイトで問診票を記入し、受付の機械でQRコードをかざして問診票を印刷する、というハイテク対応がされていました。

④日本形式の陰性証明書発行を依頼

約5時間の行列を経て、やっと病院受付へ辿り着きました。ここで
問診票carte vitale(フランスの保険証) を確認されますが、ぱんぱん屋店主は日本帰国までにcarte vitaleを受け取ることができなかったので、sécurité sociale(フランス政府の保険) の番号を伝えました。と同時に、日本帰国のためのPCR検査であることを説明し、印刷した紙を見せながら日本形式の陰性証明書発行を依頼しました。
すると受付の係の方がすんなりと「OK, donnez- moi ce papier et venez demain matin.(わかった。その紙を私に渡して、明日の朝受け取りに来て。)」と言って、引換券を渡してくれたのです。

その後は、待合室で名前を呼ばれるのを待ちます。名前が呼ばれると処置室に案内され、鼻に綿棒を刺して終わりです。その間、約30秒。
ちなみに処置室では、「Japonais?(日本人?) PCR pourquoi?(どうしてPCR検査するの?) Quand vous rentrez au Japon?(いつ日本に戻るの?) 」などの質問がありました。

⑤会計は0円

ぱんぱん屋店主が留学に来た当初は無料だったPCR検査ですが、最近はワクチン接種を進めるために有料になったと言う噂を耳にしていました。
が、実際のところ今回もPCR検査は無料でした。受付の方に、明日陰性証明を受け取りに来る旨のみ確認して、病院を後にしました。

ちなみに、13:30頃に検査が終わり当日20:00頃には病院フォーマットの陰性証明をメールで受け取ることができました。

⑥翌日の陰性証明受取

翌朝10時ごろに病院を再訪問すると、再び長い行列。行列があると並ばないといけない気がしてしまう日本人なぱんぱん屋店主ですが、勇気を出して先頭へ向かいます。行列整備の係の方に引換券を渡すと、ぱんぱん屋店主が言葉を発する前に「Vous voulez un résultat?(結果が欲しいの?)」と言って、病院内へ入っていってしまいました。
おとなしく病院外で10分ほど待っていると、昨日の受付の方が陰性証明を持って来てくれて、一緒に記載内容を確認しました。
大事なチェックポイントは2つ。
医師のサイン
医療機関印影
(ぱんぱん屋店主の場合、上記以外の内容は病院フォーマットの陰性証明書や自身のパスポートで確認できました。)

念の為、印刷した病院フォーマットの陰性証明書も持って帰国しようと考えていたぱんぱん屋店主でしたが、受付の方が、印刷した病院フォーマットの陰性証明書も入ったファイルを手渡してくれました。
こんな素晴らしい気遣い・サービスに出会えるとは、とても感動した出来事でした。丁重にお礼を伝えて、帰路につきました。

そんなこんなで、無事に陰性証明の取得完了です。

と言うことで、次回はフランスでの印刷事情 or Doctolibサービスを利用したワクチン接種のお話をできればと思います。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?