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価値観と価値

自分の価値を高めると言った人がいました。自分の価値を高めて必要だと思わられる人になる。価値は価値観で異なるのです。自分の価値観で価値を高めても必要としている価値観と同じだとは言えないのです。

自分の価値と他人の価値を比較しないと価値が高いか低いかわからないのです。その比較する価値とは自分の価値観でつけた価値なのです。

豚に真珠、猫に小判、馬の耳に念仏などの諺は、値打ちがある物をその値打ちがわからないものに与えても役に立つ事が無いと言う意味もありますが、豚には豚の価値観があり真珠の価値は低いのです。猫の価値観、馬の価値観で物の価値が異なってくるのです。豚、猫、馬に「価値がわからないやつだ」と馬鹿にするのは豚の価値、猫の価値、馬の価値までも馬鹿にしているのです。

他人の価値観と自分の価値観が違っていて自分の価値と他人の価値を比較するのは馬鹿げた事です。個人個人で価値観は異なっていて、大切な事は、相手の価値観を理解して認める事です。自分の価値観と相手の価値観が異なっていた場合に相手の価値観を理解せずに認めなければお互いの意見は平行線を辿る事になります。

歩み寄る必要はありませんが、相手の価値観を理解して認める事から共有できる価値観に気づく事ができるのです。

豚には清潔な寝床、猫には鰹節、馬には人参をプレゼントすべきで、言葉は通じないと気づくのです。

思いやりは価値を高める事でも価値観を変える事でも無いのです。
価値観が自分とは違う事に気づいて理解する事です。共有できる価値観を増やして幸せになろうと願う事です。

私の価値観を押し付けるつもりはありませんが、参考にして頂けると幸いです。