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SESのススメ

現在SES企業4年目で、大手企業に派遣されているエンジニアの自分がSESについて感じていることを書きたいと思います。
以前も似たようなことを書いているので興味がある方はぜひお読み頂けると嬉しいです!(参照:SESエンジニアに将来はあるのか)

SESって何なの?

SESを知らない方の為に簡単にSESを説明すると「エンジニアをお客様の会社に派遣して、その契約料で収益を上げるビジネスモデル」です。
エンジニアはお客様の会社内で業務を行うことになるので、自社に行くことはほとんどなく、そのお客様との契約期間が終了すると、また違うお客様の会社に派遣されるため、一箇所に留まることが難しいです。

SESでよく言われるデメリット

SESでよく言われる問題点が以下のような内容です。
 ・派遣先が極悪ブラック企業な可能性がある
 ・給料が低い(契約料から会社の利益分を搾取されるから)
 ・一箇所に留まれないため、通勤や人間関係に悩むことが多い
 ・専門知識や技術が習得できない(簡単な作業しか任されないため)

デメリットに対する個人的な反論

<派遣先が極悪ブラック企業な可能性がある>
これはSESが悪いのではなく派遣先のブラック企業が悪いだけなので、
問題の論点がずれている気がします。
ブラック企業に派遣されないためには以下の2つを守れば良いと思います。
 ・SES企業の営業力を確認する
 ・自身の知識やスキルを自発的に磨く



<給料が低い(契約料から会社の利益分を搾取されるから)>
契約料(俗に単価と呼ばれる)を上げれば給料も上がるのだから、
給料が低いのは自分の市場価値が低いだけだと思う。
ちなみに単価が上がっても給料が増えないSES企業もあると話で聞いたことがあるので、そのような企業はSES企業じゃなくてもブラックですので転職をおすすめします。
単価が40万でも自分の給料は30万(もしくはもっと少ない)しかもらえない!というのであれば、「自身で営業して契約結んで、次の現場の確保もして自分の仕事に最後まで責任もって」フリーランスやれば良いと思います。
そもそも、雇用保険料を含めた保険料を払ってもらってるんだから、
単価=給料にならないのは当たり前だと思う。


<一箇所に留まれないため、通勤や人間関係に悩むことが多い>
これはデメリットとも言えますが、色んな人と働くことができるというメリットでもあります。
厳密に反論はできないので、これが嫌ならSESはおすすめできないです。
ただ、現場で評価をして頂ける方であれば契約の延長になることも多く、同じ現場で10年単位で働いている方もいます。
個人的には同じ現場で10年働くのは「新しい技術や知識が入ってこない」という意味ではデメリットなんじゃないかなとも思いますが。


<専門知識や技術が習得できない(簡単な作業しか任されないため)>
これはよく言われるのですが、そもそも会社は学校じゃないのだから、
自分で習得したい知識や技術は自分で業務外で学習するべきだと思います。
もちろん、学んだことを実践する場として高度な技術(ここでは要件定義や詳細設計などのこと)を必要とする自社開発のエンジニアになる方がメリットは大きいと思います。
また、業務で必要な知識については業務中に教育するべきだとも思います。

ただ、教育と学習は別物として考えて、業務外であっても自己投資の為に自発的に学びに行く姿勢は必要だと思います。

SESは本当におすすめ?

個人的には以下の意見です。
未経験 =おすすめ
20代前半=おすすめ
20代後半=ギリギリおすすめ
30代前半=そろそろ危険
30代後半以降=おすすめできない
経験者 =レベルにもよるが基本的におすすめできない

まとめ

実力があるなら、フリーランスなり自営するなりした方がエンジニアとしてのスキル以外にもマーケティングや営業、経営力など様々な知識とスキルが磨けるのでそっちの方が断然良いと思います。
ネットの記事だったり情報を発信する人って基本的にアウトプットができる「仕事ができる人」の意見なので、そんな人からするとSESは避けるべき!となるのは分かります。
ただ、IT企業に興味があるけど、全然PCとか触ったことないけど大丈夫かな?っていうレベルの人からすると敷居の低いSESって魅力的じゃないかなと思います。
前の記事とほとんど同じまとめですが、結局は「自分が何をしたくて、その為にはどんなことが必要なのかを自分で考えて行動する」のが一番大切で、その中でSESという一つの選択肢があっても良いんじゃないかなと思います。

おまけ

もしこの記事を読んでSESってどんな感じなんだろうって興味を持った方がいましたら、お気軽にご相談ください。
自分の経験や、アドバイスなどさせて頂きますし、希望される方には自社の紹介もしたいと思っています。


ここまで読んでいただきありがとうございました!
それでは、また!

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