論点思考 BCG流 問題設定の技術(内田和成著)

 ところが、ビジネスの世界では誰も「あなたが解くべき問題はこれである」と教えてくれない。上司がいても、本当に正しい問題を与えてくれるかどうかもたしかではない。そこで自分で問題を発見したり、定義しなければならない。

 意味のない論点を選択すると、自分に変化が起きない。良い論点が選択できれば、時間の使い方が変わる、読む本が変わる、会う人が変わる、職場が変わるなどの変化が起きてくる。

問題設定。
その重要性は何となく理解しており、これまでも何が問題なのかを考えて動いてきたと思う。
しかし、ここまでしっかりと問題設定の意義、いかに考えるべきかについて、向き合ったことはこれまで一度としてなかった。
そしてまだまだ咀嚼できておらず、現状、実践レベルとは程遠いと感じている。
この本で触れられていたように、中論点、小論点を与えられたとき、まずは何が大論点なのか、そもそも大論点として正しいものなのか、考えながら動いていこうと思う。

ビジネスに限らず、人生においても問題設定は大切だ。
生きているとさまざまな問題がでてくる。目の前の問題をいかに解決していくか、どう向き合っていくかを考える際、自分にとっての大論点は何なのか、たとえばどのような人生を歩んでいきたいかを考えていくと、自ずと動き方が見えてくるのかもしれない。

頭の片隅におき、とにかく実践を繰り返すことで、自分の血肉にしていきたい。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?