マガジンのカバー画像

鍵垢手垢

風景や考えていること日々のできごととを書き溜めていきます。ほぼ日更新です。
川嶋ぱんだの考えていること四万十川源流の町松野町の様子や芝不器男の俳句について書きます。日々の変化…
¥899 / 月 初月無料
運営しているクリエイター

2020年10月の記事一覧

2020.10.31(土) 組立式ステップ

昨日は不器男記念館のステップをつくりました。不器男記念館は明治生まれの芝不器男の生家です。そのためバリアフリーとは程遠く、段差だらけバリアだらけの建物です。 コーナンで買ってきた10000円弱のステップを組み立てます。説明者はついていましたが、どれがどの部品か見分けるのに一苦労。小一時間かかって組み立てました。 これで、少しは土間から座敷にあがりやすくなったのではないでしょうか。 色も座敷のトーンとぴったり。空間を邪魔してません。安心してお越しください。そうそう邪魔しない

2020.10.30 せいけ企画ACCELEの壁

昨日は、芝不器男記念館前、せいけ企画ACCELE駐車場の壁貼りをしました。朝9時に集合して、私は壁を剥がし、大工さんは壁の材を買いにいきました。古い壁は湿気をいっぱい吸い込みぺらぺらになっているのですぐに剥がせますが、残った釘を抜くのがたいへんです。たくさん打たれている釘を1本残らず金槌の裏側の釘抜を使って抜いていきます。壁を剥いでいる途中に大工さんから電話がかかってきました。「壁、買いに行ったら大方売り切れとったがよ。全部剥がんとって」と大工さんは言いましたが、4分の3を剥

2020.10.29(木) 松野町の茶畑および夕刻の話

昨日は来年から借りる予定の茶畑の刈り揃えをしました。ボーボーに伸びた茶の頭を刈り揃えました。大きな機械を使い2人がかりで茶を刈りそろえていきます。お茶は樹勢が強いのであっという間に伸びてしまいます。朝の9時から夕方4時までかかっておよそ2反くらいの茶畑を刈り揃えました。 松野町のお茶は四万十茶で有名な四万十川の源流に、お茶専用で山を切り開いたのでなだらかで管理がしやすい茶畑です。茶畑からは四万十川に流れ込む広見川を一望することができます。お茶には濃い霧が重要なのですが、松野

2020.10.27(火) 俳句媒体の変革期②

今日は2本目のブログです。俳句媒体の変革期①では、不器男忌俳句大会を紹介していただいた雑誌が嬉しすぎたのですが、もうひとつ大きなニュースをいただきました。昨日の夕方ごろ、毎日新聞社の今井さんよりメールがありました。今井さんとは毎日新聞社のスマートフォンアプリ「俳句てふてふ」と芝不器男記念館とコラボさせていただいています。 その「俳句てふてふ」で大型更新があったとご連絡。これまではTwitterのように個人的な投稿の形でしか俳句を発表できなかったのですが、「俳句てふてふ」が1

2020.10.27(火) 俳句媒体の変革期①

昨日今日はバッサバッサと溜まっていたことを片付けていたのでそれなりに忙しかったのですが、パソコンと睨めっこの地味な1日でした。そんななか嬉しいことに、文学の森『月刊俳句界』と本阿弥書店『俳壇』の11月号に不器男忌俳句大会の案内を掲載していただきました。俳句ではいくつか有名な総合誌があるのですが、掲載いただいた雑誌は見渡しを広く持てる編集者がおられるようです。それにしても、愛媛県でも高知県の県境、四万十川源流の松野町まで視野を広げていただき本当に有難い限りです。 また同じく『

2020.10.26(月) 坊っちゃん劇場と松野町の取り組み

昨日はグランピングが終わって宇和島のオートバックスに行き、また松野町に戻ってきて松野町で取り組んでいる演劇の稽古と大忙しの1日でした。松野町では、昨年から演劇による史跡河後森城のPRを行っています。山の上にある河後森城からの眺めは四万十川源流の広見川や山々の稜線がくっきりとしていて景観は最高ですが、天守閣がないので当時の暮らしをイメージするのはすこし難しいところが難題です。その当時の暮らしをありありとイメージできるような演劇を松野町の町民劇として取り組んでします。昨年の演劇で

2020.10.25(日) グラマラスキャンプ

昨日今日と松野町は滑床渓谷に行って来ました。滑床渓谷は四万十川の支流、目黒川の源流で、一帯が花崗岩の一枚岩でできたなだらかな渓谷です。川の底がつるつるで滑らかなので滑床渓谷という名前がついています。昨日今日はFM愛媛で毎週木曜日午前11:40〜11:55放送の「俳句で巡る松野町森の国俳句ウォーク」の収録でグラマラスキャンプのグランピングを体験してきました。グランピングは普通のキャンプとどう違うかなどは、10月12日(木)と10月19日(木)の森の国俳句ウォークをご視聴ください

2020.10.24(土) 六車さんの話

昨日は10月から新しく地域おこし協力隊に着任した六車さんのお話を聞く会でした。三密に気を配りながら不器男記念館前のせいけ企画ACCELEを会場に夕方から行いました。華金だったのでみんな外食をして、誰も来なかったらどうしようと思いましたが20名弱が六車さんの話を聞きにやってきました。 六車さんは、小中学校のICT教育を担当するためにやってきました。だけど、ICTってよく聞くけどあまり実感のない言葉です。パソコンやプログラミングで何ができるのか、そんなレベルから六車さんにお話を

2020.10.23(金) 六車さんとpepperくん

今日は10月から新しく協力隊に着任した六車さんの話を聞く会です。六車さんは教育委員会の地域おこし協力隊に着任され、デスクが私のお隣りです。着任そうそう、六車さんのデスクは不思議なもので溢れています。 これらは、プログラミングに関係するものばかりです。六車さんは新聞社の工場長を退職され、大学院でIotの研究をされています。なんと実は現在も大学院博士課程在籍なのです。 六車さんは松野町に来たばかりでまだ六車さんのことを知らない人も多いのでどんなことをして来た人でどんな考えを持

2020.10.22(木) 10月の葛句会

 昨日は松野町で伝統ある葛句会の定例会でした。葛句会は、松野町で60年以上続く句会です。この会のスタートは、昭和30年2月24日の芝不器男の命日に合わせて開催された追悼句会です。その日は、「あなたなる夜雨の葛のあなたかな」の句碑の除幕式も行われました。以降、今も連綿と続く不器男忌俳句大会がはじまりました。下記のタイトル未定は不器男忌俳句大会の応募用紙です。みなさんぜひ投句しましょう。 その不器男忌俳句大会は令和3年2月21日に第67回大会が開催されます。はじめは地元の有志に

2020.10.21(水)律川エレキさん

有朋自遠方来、不亦楽乎 論語の一番はじめのことばで、「朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。」と読みます。志を共有する友達が遠くから来ることは、どんなに楽しいことだろうかという意味です。論語を深く勉強したことがないので、論語について詳しくありませんが、このフレーズだけは大学時代の友人が教えてくれてからずっと覚えています。 さて、昨日は宇和島出身で奈良県在住のアーティスト律川エレキさんが不器男記念館に訪れてくれました。律川エレキさんは、筆絵の作品を多く描かれている作家さん

2020.10.20(火) 不器男記念館の賑わい

一昨日の秋満喫ツアーに引き続き、昨日は宇和島から大勢の方が不器男記念館にお越しになられました。ご要望があれば誠悦ながら、川嶋ぱんだが芝不器男さんの年譜や作品について解説させていただいております。今回も例により川嶋ぱんだ が解説をさせていただきました。大勢のツアーで来られる方は、だいたい不器男さんについての予備知識がないのですが、昨日の方々はたいへん勉強熱心で多くの方が芝不器男さんについて既に知っておられました。また、それだけではなく、芝不器男さんの俳句を暗唱されている方もおら

2020.10.19(月) 天降りし蝶

秋の七草に藤袴という花があります。藤袴には鮮やかな青色の翅を持つアサギマダラという蝶が飛来します。このアサギマダラは日本全国を飛びまわっています。そのうちの数匹が松野町の不器男記念館にも飛来してきました。 昨日は、晴天に恵まれ不器男記念館にもたくさんお客様が来館されました。不器男記念館にはスタッフが植えた藤袴があります。そこにアサギマダラが来るのです。この蝶の翅にときどき文字が書いてあります。ここに来る前に捕まえた人が書いた文字です。どこで捕まえられたかが書いてあります。日