【9月1日】取り立てて特徴のない18才フリーターと、彼の日記　「同居が苦手」

8月が終わり、世間は今日から新学期だ。
オレはいったい、何をしているのだろうか。
今年の3月、誰にも言わずに 家出同然で車の免許合宿に行ってからそろそろ半年が経つ。オレが浪人生だったら、今頃は必死で勉強をしているのだろうか。

オレは、どうしてもトシさんのことが好きになれないようだ。
一昨日のこと。帰宅し、外でご飯を食べてきたとを伝えると、「え！外食しちゃったの！？」って、明らかに不愉快な様子だった。
今日も、居候代を払っているんだから遠慮するなとか言っていたけど、オレにはどうしても親切心で言っているようには聞こえなかった。

でも、トシさんに対して不満が募るのには、オレの方にも原因があるように思う。というのも、最近気づいたのだが、オレはきっと誰かと同居することが苦手なんだと思う。

今まで同居や共同生活をしてきた人々ーー実家の家族や、合宿免許の同居人、4月5月に放浪していた時に転がり込んだ一人暮らしの友人たち、そしてトシさんーーに対してオレは常に不満や苛立ち、怒りを感じてきた。
親しい友人に対しても、共同生活をしている時はほんの些細なことにイライラしていた（この事実は少なからずオレを驚かせた）。共同生活を離れて改めて振り返ると、なんでこんなに不満を抱いていたのかと不思議に思えるほどだ。

そこでオレが至った結論は、「オレは同居人に対して必ず不平不満を感じる」ということだ。それは、同居が苦手と言ってもいいだろう。
だからこそ、オレは一度 一人暮らしがしてみたいと思っている。