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パワハラ?でもその前に…

「目ぇ覚ませもっとお前ら!いつまで甘えてやってんのや!その気でやらんかアホッ!!」
 
このセリフだけ切り取って文字化すると、強烈ですよね(苦笑)
6月12日のプロ野球の試合で、負けているチームのコーチが試合中に選手を集めて喝を入れていました。その様子がTwitterで拡散され「トレンド入り」しました。https://twitter.com/jackschannel_ch/status/1535874971020718080?s=21&t=bBAWOiIiu9RfdnyqBRXrTw

 
さっそくTwitterは賛否両論が。
 
反対派は、
「今どきこんな指導あり得ない」
「パワハラ」
「昭和の指導者」
・・・などなど。
 
一方、擁護派も。
「負け続けているチームに気合い入れるのは当たり前」
「怒れる人は逆に貴重」
「嫌われ役を買って出ただけ」
・・・などなど。
 
どちらも「なるほどなー」と思うところがあります。
 
こういう問題を議論するときに忘れがちなのは、当事者同士の信頼関係です。
 
選手の立場からすれば、「日頃から自分に何の指導もしてくれない」「怒鳴ってばかり」「相談にものってくれない」ような状況だったら、冒頭のセリフを言われても「うるせえな」と思うだけで何も心に響かないでしょう。「パワハラで告訴してやる」くらい思うかもしれません。
 
一方、「毎日居残り練習につきあってくれる」「悩み事を聞いてくれる」「うまくいったときは自分事のように飛び上がって喜んでくれる」ような状況だったらどうですか。冒頭のようなセリフを言われても、反論どころかむしろ結果を出せない自分を情けなく思うかもしれません。
 
プロといえども人間です。うまくいかない時もあれば、感情的になる時もあるでしょう。だからこそ、日頃から話し合い、お互いを理解しておくことが重要だと思います。
 
職場でも、「パワハラといわれないように気を付けよう」という心がけは非常に重要です。でもその前に、信頼関係を構築しておくことがさらに重要なのです。
 
「部下が何十人もいて、そんな時間ありません…」という方は、会社の組織設計がそもそも今の時代に合っていない可能性があります。これは別の問題ですので念のため。
 
ちなみに私は、ドラゴンズのファンであり、女優・波瑠さんのファンでもあります(笑)

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