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『沖縄うりずんの雨』× 沖縄戦を知る観光スポット5選

移動のバリアゼロ!の映画配信プロジェクト #うちドキュ第2弾 「うちにいながらドキュメンタリー映画で旅しよう」、7月5日までの期間限定で開催中。(※追記『沖縄うりずんの雨』のみ7月12日まで配信延長中)

#映画で旅しよう をテーマにして映画の舞台にまつわる観光スポットをご紹介するこの企画。今日は沖縄県を旅してみましょう。


おうちでおきなわ気分

一般財団法人沖縄観光コンベンションビューローが運営する沖縄観光情報ポータルサイト「おきなわ物語」では、「おうちでおきなわ気分」と題して沖縄ファンが自宅にいる時間でも沖縄を楽しめるようなコンテンツを提供しています。
こ、これは…「うちにいながらドキュメンタリー映画で旅しよう」の趣旨とピッタリ!!
まずは動画で「おきなわ気分」をお楽しみください。


お題作品『沖縄うりずんの雨 改訂版』

2019年/ジャン・ユンカーマン/148分

うりずんの雨は 血の雨 涙雨 礎の魂 呼び起こす雨

映画『沖縄うりずんの雨』場面写真

©︎シグロ

「沖縄慰霊の日」追悼企画として配信。2015年度毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞受賞作品。
沖縄戦の真実に迫り、戦後の沖縄の歴史を見つめ直すことによって、沖縄の「終わらない戦後」をいま一度、私たち自身に問うドキュメンタリー映画。

沖縄にはたくさんの美しく楽しい観光スポットがありますが、今日は映画にちなんで「沖縄戦を知る」旅へご招待します。


1 嘉数高台公園(かかずたかだいこうえん)

宜野湾市(ぎのわんし)

沖縄戦時の激戦地で、今でも日本軍が使用した「トーチカ」があり、戦争について学べる場でもあります。那覇市や浦添市、遠くは読谷村(よみたんそん)や米軍の普天間基地も一望できます。まずは沖縄の今をじっくり見つめてみましょう。


2 佐喜眞美術館(さきまびじゅつかん)

宜野湾市(ぎのわんし)

丸木位里・丸木俊夫妻の作品『沖縄戦の図』を常設展示。米軍普天間基地に食い込むようにして立っている私設美術館。

戦争に翻弄されてきた沖縄だからこそ、人が芸術作品を前にして心の奥底にあるものを確認する場所、もの想う場所、そういう空間が必要だと思い続けていたのです。—J-TRIP Smart Magazine沖縄「もう一つの沖縄をたどる旅 .9佐喜眞美術館」より

屋上からは普天間基地が見渡せます。また、6月23 日(慰霊の日)の太陽の日没線にあわせてつくられた屋上の階段には正方形状の覗き窓があり、慰霊の日にはこの小窓から海に沈む夕日を眺めることができるそう。


3 沖縄県公文書館

南風原町(はえばるちょう)

映画の中で監督と近藤さんが訪れて資料映像を見る場面があります。「琉球政府文書デジタルアーカイブ」のページでは沖縄がアメリカ統治下にあった戦後27年間の経験を次世代につなぐ動画を公開しています。現在、来館は事前予約制で受付していますが、オンラインでも貴重な資料を閲覧することができます。


4 沖縄県営 平和祈念公園

糸満市(いとまんし)

沖縄戦終焉の地、摩文仁(まぶみ)の丘陵を望む公園。映画の冒頭で「慰霊の日」の様子が映し出されます。沖縄戦の写真や遺品を展示した「平和祈念資料館」、沖縄戦で命を落としたすべての人の名を刻んだ「平和の礎」、戦没者の鎮魂と平和を祈る「平和祈念堂」などが建立され、世界の恒久平和を祈念しています。

平和の火


5 平和祈念堂・清ら(ちゅら)蝶園

平和祈念堂にある、オオゴマダラの飼育蝶園。神秘的な黄金の蛹から羽化し、羽を広げると13cmに達する日本最大の蝶。
ギリシャ語で蝶のことを「プシュケ=魂」といいます。6月23日の慰霊の日には、戦没者の鎮魂と世界平和の願いを託された300匹の「魂」が空に放たれます。

オオゴマダラ


映画『沖縄うりずんの雨 改訂版』は期間限定で配信中の #うちドキュ でお楽しみください!
【追記】『沖縄うりずんの雨』の製作を担当された前澤哲爾さんを偲んで、『沖縄うりずんの雨』の配信のみ7月12日まで延長しています。

映画の旅は1作品1000円!チケットをクリックして映画で旅しよう!

うちドキュ2チケット


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