22.12.23 ファイナンスについて職場で共有したこと
おはようございます。
今日は毎週、月曜日に職場で共有しているメルマガの内容をこちらでも共有しようと思います。
テーマは『ファイナンス』です。
本日の僕の知識はこちらの本からです。結構前に読んだ本なのでネタ的に古いかもしれませんが、なかなか本質だなと思うので良かったらお読み下さい。(貸し出し可能ですので、気になる方はお声かけ下さい)
▼あれか?これか?
1.ファイナンスと会計
ファイナンスというとなんだか難しい話だと思いますが、投資と考えるとわかりやすいと思います。
●●会社の株券に●●円投資したという話はわかりやすいと思います。
ではなぜ投資をするのか?というと、その●●会社の株券が今後高くなる見込みがあるからだと思います。
安くなる株にお金は投資しません。自分が損をするから・・・
では、なぜその●●会社の株件は高くなると思ったのでしょうか?
例えば、あなたはアップルの株に投資しますか?多分投資すると思います。一方で、ガラケーしか作らない会社に投資をするかというと、多分しないと思います。
ではその判断基準は?というと
その会社が今後儲かるかどうか?だと思います。
儲かるとは今ある資産価値より未来の方が資産価値が上がる話で、僕たちはそのあがるであろう資産価値を見込んでお金を出資しているということになります。
ファイナンスとは、未来に想像される価値を可視化する手法と言えます。
対して、会計とは過去にやりとりされた取引を可視化することで現在の価値を可視化することになります。
お金のやり取りを可視化することで、借金の額、不動産の額、資本金の額が見えてきます。今、その企業や個人にどれくらいの資産があるかを可視化したのが会計といえます。
ファイナンスは未来の価値を可視化するものであり、会計は現在の価値を可視化したものと言えます。
ではなぜ、僕がここで『会計』ではなく『ファイナンス』の話をするのか?について話をします。
2.パンダの価格は?
価値=価格なので価格の決め方について勉強しておきましょう。
価格の決め方は3種類あります。
原価から算出
市場との比較
利益からの算出 です。
原価から算出(積み上げ方式)
これはみなさん親しみのある方式だと思います。
工事価格の算出は現在、この方法で行われています。
橋を作るには、鉄を使いますので、鉄の材料費がいります。次に加工する機械がいるので機械経費が掛かります。最後に加工する人がいるので人件費が掛かります。
これらを足すことで、作るのに必要な費用を算出します。
これが原価から算出する積み上げ方式です。
市場との比較
物を作るときには①の積み上げ方式でお金を算出することが出来ますが、土地の取引では何も生み出してないので積み上げ方式では算出出来ません。
そんなときには比較による方式があります。
土地には標準価格となる地価公示地と言われる物があり、その価格がその地域の標準となっています。その中で、標準値と売買する土地の状況(道路が狭い、地盤が悪いなど)によって金額の上げ下げをして土地の価格を決めます。
マンションの売買もそんな感じですよね。人口が増えればマンション価格が高くなるし、減ればマンション価格は低くなる。
市場によって左右される値付けの方法です。
利益からの算出
では、中国からパンダを飼うとなった時、パンダの値付けはどうすればいいのでしょうか?
作らないので積み上げでは無理ですし、パンダと比較するものは世の中ありません。となった時、パンダの価格を決める方法は?
例えば、動物園にパンダを飼ったとしたとき、動物園の売り上げはいくら上がるか?パンダによって日300人増が見込め、入場料が2000円のとき、5年間で年中無休であれば・・
300人×2,000円×365日×5年=1,095百万円⇒概ね11億円です。
ここから必要経費が掛かりますが、それが無いとしたとき11億円未満でパンダを買うと儲けが出ます。
この③の考え方がファイナンス的発想といえます。
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