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スペインでの妊娠〜出産③産休・育休

スペインでの産休・育休事情について書き残しておこうと思います。スペインでは年々、男性の産休+育休の期間が伸びているみたいです。2021年から男女問わず産休+育休は16週となりました(このうち6週は義務)。この期間の間は社会保険から給料が支払われることになっています。この手当が受けられるのには条件があって、過去7年間で180日働いていること、です。日本に比べるとだいぶゆるいですよね〜(年齢が若いともっとゆるい)わたしは日本でこの産休手当をもらえる基準を満たしていなかったのも、スペインで出産しようと思うに至った一つの理由でした。
この16週というのは出産から数えてなのですが、わたしの働いているところでは37週から出産までが有給になるようです(最近まで知らなかった!)。ということで、出産予定日に生まれたとすると、出産前後合わせて19週が有給になるということです。また、出産前の有給は会社によると思われます。
日本の場合には産休が出産前後6+8=12週なので、まあ悪くないですよね!また、日本には1歳になるまで100%ではないにしても、十分な育休手当というものもありますし、制度的にはヨーロッパに比べても充実してると思うんですよね。
では、なぜ日本では男性の育休取得率が上がらないのか?わたしの個人的な観察だと、やはり同調圧力なのかな〜と思ったりします。上司が育休をとっていなかったら、自分も取りにくいというような。こちらでは、育休とれるのに取らないなんてもったいない!みたいな雰囲気だったりするので、男性も育休を取る人が多いように思います。できるだけ長く育休を楽しもう〜というような風潮もあります。ヨーロッパで1年も給料が出る上に休めるとなったら、みんなこぞって休むんだろうな…と想像できます。このためなのか、給料が出るのは16週間なので、そのあとはすぐに仕事に復帰する人が多いです。わたしも16週間で仕事復帰予定ですが、産休+育休時には子供との時間を思いっきり楽しみたいと思っています!わたしは結構仕事も好きなので、もちろんその後の仕事復帰は不安ですが、やっぱり今しかできないことをして人生楽しみたいですよね。


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