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資格を取ることに反発していたけど

先日、危険物取扱者乙種第4類(通称乙4)の試験(免除ナシ)を初めて受けて、合格しました。はあーよかったー。ホッとしました。

初めての危険物取扱者乙種試験なので、試験科目(法令、物理化学、性能と消火)の3科目 合計35問2時間コース。
試験科目ごとの成績が、それぞれ60%以上で合格。合計35問の60%以上じゃなくて、3科目ごとに60%以上。
つまり、法令15問中の9問以上、物理化学10問中の6問以上、性能と消火10問中の6問以上を正解しなくちゃいけない。
まんべんなく勉強してねってこと。

勉強は今年に入ってから始めました。最初はYouTube流し見で、どんな内容をこれから勉強するのか、全体をさらっと把握。それから過去問題を解き始めて、1日1時間×45日くらいでしょうか。独学で、購入品はコレ▼のみ。

外出する日は、スマホアプリで過去問を解いてみたり(遊び感覚。)

私は化学科出身なので、物理化学、性能と消火は知ってることが大半の状態。今回 主に勉強したのは、法令でした。これはもう、暗記するしかなくて。ひたすら暗記暗記の日々でした。

試験会場には、男女ともに結構たくさんの人が受けに来ていました。雰囲気から何度も受けに来ている人、初めての人、複数受験の人、いろいろだなあと。試験が始まってから35分経過すれば途中退席可で(回答が終わったら退席していい)1時間経つと半分以上の人が退席していった感じでした。私は何度も見直しをして、結局1時間半いました。その頃には1割しか会場に残ってなかったです。

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私は乙4に対して、そして資格取得に対して、コンプレックスのようなもどかしい思いを、ずーっと胸にしまっていました。

大学生のとき、同じ化学科の友人が乙4を取ると言いまして。私は、へぇ~そうかあ。そうよね化学科だもんね。でも、私はいいや〜ってなったんです。で、友人は乙4を取得し、化学系の会社に就職。私は乙4関係ないところへ進みました。

しかし。社会人になってからすぐの頃に、私は乙4の勉強本を買ってるんです。フーン、こんな内容なんだ…ってパラパラ読んでました。本当に興味がないなら勉強本を買わないじゃんって話ですよ(笑)
で、その時の本をずっと手放さず今も持ってた… 15年間も!

今まで、積極的に資格というものを取ろうとしていませんでした。子どもの頃から、どうも資格と名の付くものに嫌悪感のようなものがありまして。漢検や英検なども、なんでそんなのを受けようとするのかわからなーいって言ってました。資格なんてなんぼのもんじゃい!って。資格のことを「マウントする道具」だと感じていたのですね。

そう思うってことは… 子どもの私は、マウントしたかったんだね。自分に自信がなかったんだよね。卑屈な拗らせ方をして、いつもへの字口で歩いてた。

社会人になって、たくさんの大人たちを見て。資格は別にマウントするためじゃないんだよな~と思えるようになったのは30代になってから。

仕事で資格が必要だから取った、単純に興味があったから勉強した、誰かのためになるんじゃないかと思って取った、自分の実力を知りたかったからチャレンジした。資格取得に理由はいろいろあると思うけど、資格でマウントする人を見かけなかったのよね(これ、たまたまかな?) 

取るまで大変なんだな、すごいなーって純粋に思えるようになった。少しずつ少しずつ、カチコチの思いこみが柔らかくなってきて。

そこへきて私には療養っちゅうポッカリ空白期間ができた。さてさて、あんたどうするよ? と履歴書や職務経歴書が語りかけて来たんですね。時間がないからとか、興味がないから(強がり)とかで、今まで目を背けてきました。

でも、もう、自分の気持ちを誤魔化すのもめんどくさくなりました。ハイ、興味のあること、勉強がしたいです安西先生。そして、思う存分チャレンジしたいです!

今回乙4勉強してみて、よかったです本当。めっちゃ楽しかったもの。15年ひきずっていた心残りを消化できました。すっきり。

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でも、まだまだ勉強したいことがあるんですわ。たぶん、これからもこうやって一生勉強や研究をしてると思う。資格にチャレンジすると思う。
まずは夏に向けて、次の準備をしています。マイペースにやっていきまーす。