見出し画像

適応障害になった私が、それでも組織へ戻ろうと思うのは

就職口を探しています。「自分、組織人向いてないってわかったのに、またそこへ戻ろうとしてんのかい!なんでやねん!」という声が聞こえてきそうです。パジャマで暮らしたいと名乗ってるのにね。

そりゃ、できることなら家の中で仕事してたいですわ。世の中全部に不安と恐怖を無意識で感じている人間ですから。部屋から一歩も出たくねえ。

でも、前職の出来事を思い返すと、ちょっと待てよと。適応障害を発症するに至るまでに手元に集まってきたカードの1つに「家でも休日でも仕事をしてしまう」ってのがありました。仕事量が多すぎたという前提はあるにせよ、なんでそうなってしまうのかってのが、私の働き方のポイントかなと思うわけです。

私は、興奮モードを切るのが苦手。全然寝つかない子だったので、生まれ持った性質だと思う。そして、それが大人になって、どのように影響したかというと。仕事ができてしまう環境が手元にあれば、ずーっと仕事してしまうという。

例えば、パソコンが家にあって、それで仕事ができてしまうのであれば、もうダメでした。さらに、街中にある、ありとあらゆる物が仕事道具になる場合も、遊びに出かけたところで頭は仕事してました。街を純粋に楽しめない。緊張しっぱなし、興奮しっぱなしで、リラックスできない。常にイライラしていました。

なので、ストレスを溜めないようにするには、仕事とプライベートを強制的に切り離すことが必要じゃないか。「その場所でしか仕事ができない」環境に身を置かないと、永遠に仕事してしまって、また動けなくなる自信があります。ということは、フリーランスや完全在宅はあまり向かないでしょうなあ。

そう考えると、組織が苦手というより、苦手な環境が揃うとダメってことなので、安心できる環境が揃った組織であれば働けるんちゃう? 私は、以前はたまたま安心できない環境に身を置いていたから、今度はどう? ちょっと、チャレンジしてみたいなと思うんです。

人生まだまだ先は長いですから、もう組織はダメだ! って選択肢を狭めるんじゃなくて、広く見ておきたい。ま、それでもダメなら、そのときはそのときで、また別の道を焦らずじっくり探せばいいやとも考えています。