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”感情システム”から”心身を良い状態に保つ方法″を考える

こんにちは。

久喜市鷲宮のスモールジム&整体「身体改善サロン ペインフリー」店長の高橋です。

今日のテーマは「”感情システム”から”心身を良い状態に保つ方法″を考える」です。
※本noteは毎週水曜日発行となります

先日のW杯決勝トーナメント初戦クロアチア戦は惜しかったですね(>_<)。。

久しぶりに夜中の3時まで夜更かししてしまいましたが、感動と興奮で終わった後もすぐには眠れませんでした。

また次のチャレンジが始まると思いますので、引き続き新時代の日本代表たちを応援していきましょう。

さて、そんな今回は「感情システム」について記していきます。

・「感情システム」とは!?


われわれ人間はさまざまな”感情”を持っています。

「喜び・快楽」「怒り・憎しみ」「安らぎ・安心感」「脅威・不安」

などなど、さまざまです。

これらの感情は体内で分泌されるホルモンによって制御されています。

これらのホルモンの分泌異常が起こると、感情がうまくコントロールされず、身体にとってマイナスな影響を与えることがあります。

近年増加傾向にある「心の病」などはその代表例ですね。

「心の病」の主原因にこうした「ホルモンの分泌異常」をあげる専門家も多く、「ホルモンの分泌異常」を防ぐ方法の解明が急がれています。

今日のテーマである「感情システム」は「感情」と「ホルモン」の関係性から、人の心の動きを3種類に分類する考え方です。

3種類の分類は以下です。

①興奮 : 「喜び・快楽など」、ドーパミンで制御される

②満足 : 「安らぎ・親切心など」、オキシトシンなどで制御される

③脅威 : 「不安・警戒など」、アドレナリンやコルチゾールで制御される

これらの3つの感情とホルモンの分泌が正常に保たれていると、心の病などの精神的な病にかかりにくいということですね。

・”現代社会”と”感情システム”


現代の社会では①興奮と③脅威の感情システムが働いていることが多いと言われています。

昔と比べて娯楽が増え、楽しむことの幅は大きく広がってきています。

その反面、将来への不安や自然災害への驚異なども年々増加してきています。

そのため①と③の感情システムが多く作動し、それに付随するホルモンの分泌が過多になっているということですね。

これらのバランスを保つために②の感情システムを意識的に活性化していく必要があります。

②の感情システムを活性化させるには、、

・バイオフィリアを満たす(自然との触れ合いの時間を増やす)

・友人とのコミュニケーションを増やす

などなどが有効なんだそうです。

「週に1回は自然の多い公園に30分~1時間程度行く」

「月に1~2回は仲の良い友人と会う機会を作る」

といった、当たり前のようで意外とやっていないことが健康にとって重要だということだと思います。

・”③脅威の感情システム”と”痛み”の関係性


今年はロシア侵攻などの世界的な不安が例年に比べて身近に多い一年だったと思います。

他人事と思わずにしっかりと準備をしておくことが大事だと思いますが、反対にあまりネガティブになりすぎるのも良くないと感じています。

あまりにも「脅威・不安」の感情が大きくなりすぎると、、

「怒り」→「痛み」

の負の連鎖が起こりやすくなるからです。

「怒り」という感情は「2次感情」と言われています。

「怒り」の前には「怒り」とは違う「1次感情」があり、それが溜まっていると、些細なことで「2次感情」である”怒り”に移行しやすいという流れですね。

この「一次感情」には「つらい」「悲しい」「不安」などがあり、まさに③脅威の感情システムによる影響で大きくなってきている感情と言えます。

これら「一次感情の解消」は「感情システム」の観点から考えるとわかりやすくなります。

現代人は①と③の「感情システム」が多く作動しており、②があまり作動していないことが多い旨は前述した通りです。

この観点から見ると③が「一次感情」であることがわかりますね。

なので、③を減らして「一次感情」を解消するためには、やはり②の感情システムを活性化するべしということが見えてきます。

ここでも②満足の感情システムをいかに活性化するかが大事になってきます。

気になる方は、、

「②の感情システムの活性化 = 一次感情の抑制」

を行ってみると良いかも知れません。

・親切行動で②満足の感情システムを活性化しよう!


日本は大変豊かな国であるにもかかわらず、幸福度ランキングが低い国です。

理由はさまざまですが、ざっくりとまとめると、

「自由度が低い」

ということなのではないかと思います。

もっとお金も時間も自由に使えるのに、なんとなく将来の不安などから、自由に使う気になれない方が多いのかなという印象ですね。

ただ、自分はこの幸福度ランキングを見るまでは、日本が幸福ではないと思ったことはありませんでした。。笑

「幸福度」を上げるために有効な方法の一つとして、、

「親切行動を行う」

というのがあります。

「親切行動」を行うことで②満足の感情システムが作動するからですね。

これを繰り返すことによって、、

「親切行動する」 → 「②満足の感情システムの作動」 → 「多幸感、ストレス軽減」

といったメリットが得られるという流れですね。

この流れを「ヘルパーズハイ」というそうです。

「ランナーズハイ」ならず「ヘルパーズハイ」ということですね。。笑

実際に日本で生まれ育って「日本人が幸福ではない」と思ったことがないのは、多くの「親切行動」をしている人を見て育ったからかもしれません。

「親切行動」はされた方もした方も、それを見ている人も「気持ちの良い」ものです。

あまり行き過ぎた「親切行動」はありがた迷惑になってしまいますが、そういった行為を全く見ることがなくなってしまった時に、本当に幸福度の低い国になるのかもしれませんね。。

「相手に良いことをする」

ごくごく当たり前なのですが、そんな考え方を今一度見直す必要があるのかなと思います。

・まとめ


今回は「”感情システム”から”心身を良い状態に保つ方法″」について考えていきました。

良く「昔は良かったな〜」と言う言葉を聞いたりしますが、昔に比べると今の暮らしは相当便利になっています。

娯楽も多いですし、ネット環境次第で場所の問題も解決されつつあります。

にも関わらず、「昔の方が良かった」と感じる方が一定数いらっしゃるのは今回記した「感情システム」が関わっているのかもしれませんね。

暮らしは便利になっても、昔は満たされていた感情システムが今は満たされていないということかなと。

今回の内容が少しでも何かのお役に立てていれば幸いです。

以下のブログでは、こうした健康豆知識を毎日更新しておりますので、是非ご覧になって下さい↓↓↓

最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m

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