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⭐️学び:拡張と生存

心の煩悶に苦しむ人が追い求めるのは「幸福」である。不安や苦悩のない世界を求めるようだ。しかし、このことは全ての人が求めるものでもある。

それを手に入れる方法は人の数だけあるのかもしれない。

ぼくは気になることが一つある。いや、もっとあるかもしれない。

他人の生き方に自分を重ね合わせようとする人もいる。偉人や宗教上の偉いと言われる人のように生きたいというアレだ。

心にある不安を誰かのように生きることで解消できるのではないかということだろう。

崇高に生きるなら真似をしてもうまくいかないと思う。

時代や課題、求められるもの、社会構造がまるで違うからだ。

現代において野垂れ死をしようと試みても、納税の義務や社会保障、憲法、法律、行政が放っておいてはくれない。隠遁生活すらも不可能だ。

私たちが現代を生きていくにはそういった条件の中で「どうするべきか」を考えなくてはならない。

それには人間の生き方を拡張していくことが必須である。

「〇〇のように…」というのは収縮、もしくは固定である。変化がないのだ。

人間が食べられる食料を拡張し、生活圏を拡張していったように、生き方を拡張しなくてはならない。好むと好まざるに関わらずだ。

ぼくは現状維持をしたいのだが、そうするとモグラ叩きのように別の軋轢が生まれる。拡張するしかないのだ。そのことに覚悟がいる。

成功した偉人や宗教家のように生きれば成功するかもしれない。安心が得られるかもしれない。しかし、それはあなたの業績ではない。そして、また煩悶が生まれる。

人間は拡張するしかないのだ。今までになかったことを生み出すことだ。
そうすれば何かに貢献したことになる。そうしないよりは価値は高いと言っても差し支えないのではないだろうか。

拡張することで新しい道が生まれたからに他ならない。

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