心理:みんな仲良くしよう

人間関係はいつも誰かを敵視する。
「あの人は…」のあの人は悪い面を指している。
そして、「でも…いいところもあって…」と続くが、それは自分を納得させるための言い訳でしかない。

しかし、人間は誰とでも仲良くしたいものだ。
「自分は孤独だ」とションボリしている人も、みんなと仲良くしたい願望から出る言葉なのだ。

仲良くするにはコツがいる。
敵視を止めることだ。悪い面を無視して良い面だけを無理矢理見ることだ。
悪い面を見る自分を諌めることだ。

そうしていても「自分は悪くない」「自分は間違っていない」と思い込んでしまうものだ。
「だって…」と理由まで述べることもできる。

ただ、相手も同じことを思っているということに気づかない。

悪人は確信犯だが、善人でも、知らずに悪いことをしてしまうこともある。誰だってあるだろう。
それを何度許せるかを考えることも大切だ。

ぼくは先日「アイツはプライドが高い」と陰での話を耳にした。心当たりはない。何かを傷つけたのだろう。どうしようもない。きっと誤解されたのだと思う。

ちなみにぼくは、同業者に対しては、プライドというヤツが見え隠れするかもしれないが、それ以外ではプライドが顔を出すことは全くないと断言できる。そもそもないからだ。

傷つけるつもりがなくても傷つけ、傷つけられるのが人間関係だ。
それは仲良くしたいという気持ちを裏切られたと思うから傷つくのだ。それを恐れてはならない。むしろ仲良くしたいと表明した方が効果があるかもしれない。

「あなたと敵対したい」と表明すると「コイツはヤバイ奴」と思うのは当然だが、「仲良くしたい」と表明して「嫌だ」と返答されることはほとんどない。実践したからわかる。

こんなことが出来るのに友達が出来ないのは何故なのか不思議で仕方ない。

ぼくの話は間違っているのかもしれない。