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Ce que je pense maintenant / 外出制限の今、思うこと。

今年で30歳を迎える。(後半年猶予はあるが)
外出禁止の今、これからのことについてうっすら考えたりする。

まず間近な今後のこと。外出禁止が終わり、果たしてパリで仕事に就くことが出来るのか。それによっては帰国と言う選択肢も出てきてしまう。もちろん何としてでも留まる方法を探すけどね。 

そして一体どのような職に付くのか。もちろん飲食一本で考えてはいるが、いろんな迷いが生じる。ローカルに根差したところなのか、日本人がいるところなのか。どちらにもメリットデメリットはあるし、要となるのは、自分がそこで何をしたいか、何を得たいのか、だと思う。残りの滞在期間のことを考えれば、出来るだけ職場を変えることは避けたいし。

 漠然とした考えでパリに来てしまった私には、正直これといってやりたいこと、挑戦したいことがない。ただフランスで生活して、飲食に仕事に就ければいいな、と呑気に考えていたから。もちろんフランスでしか出来ないことに挑戦してみたいとは思っているけれど、長年飲食に携わっていたとはいえ、私には突出したスキルも知識もない。経験年数だけは長いが大した経歴がないのだ。そこがまた自信のなさへ繋がるネックとなっている。
 
周りで飲食とちゃんと向き合ってきた仲間や先輩たちは、きちんと日々楽しみながら勉強をし、知識を身につけ実際、仕事に活かしている。彼らの努力は長年の積み重ねであり、自分自身も楽しんでいる状況ではないと成せない事であると思う。
 
同じ業界にいながら労働体系等の不満を日々抱えながら生きてきた私とは大違いで…きっと同じように思う事はいろいろあるだろうが、それとは別で自分なりに楽しみを見つけ、努力してきたから今があるのだろう。頭が上がらない。そう思うと、私はこの長年一体何をしていたのか。謎である。(笑えない)もちろんちがう方向でやることやってたけどね。
 
一番考えてしまうのが一年後、日本に帰ってからのこと。今までも飲食の仕事で今後も生きていく、とは考えていなかった。そんな背景から、ここフランスで飲食の仕事をがっつりしたとして、日本でどう活きるのか?そんなつまらないことを考えていたら何も出来ないのだが、現実を考えると、出てきてしまう問題である。
 
そして今30歳を目前にしているが、帰国し、ここまで来ると飲食以外の世界に飛び込む方が難しいと感じてしまう。特別他のスキルなんてないし、可能だとすればやはり観光業やホテル業になるだろう。

大学生の時に出版社でアルバイトをしてことがきっかけで、いつかはそちらの仕事に就いてみたいという思いもあったが、この年齢になると不利でしかない。そもそも、そこに至るまでの努力自体をしていないのだが、そこまでの労力を払うくらいなら、飲食でスキルを伸ばした方が良いのではないかと思ってしまう。本当にどっち付かずなのだ。
 
人生の中で、いつかはめちゃくちゃ努力をしなければいけない時期は必ず来ると思う。人によっては1回かもしれないし、数回訪れることもあると思う。

きっと私にとってこの1年がターニングポイントになるだろうことはなんとなく自分でも感じている。だから、どのような仕事に就き、働き方をするのかもまだ分からないが、自分の頑張り次第で今後の人生が大きく変わると信じている。

ということは、自ら追い込む方向に進んで行くしかないのだろうか…?そう考えている時点で大体の答えは決まっている。から。うだうだ悩むだけ本当は無駄なのである。
今できるのは、その時に備えて出来ることを準備しておくこと。
それだけなのである...以上。
 

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