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いつも自分ばかりを生きてても楽しくない
化粧をする、脱毛をする、服を選んで着る。どれもこれも "自分のこだわり"という枠ではなくて、自分を他人にカスタマイズしているのだと思った。
内面的な満足感というのとは別に、自分をアバターのようにカスタマイズするのは案外おもしろいのかもしれない。その面白さというのは、自分を生かして素敵にさせるということではなくて、自分が自分じゃなくたって良いという感覚を持てることが、おもしろいかと。
マツコデラックスの女装、中野信子のカツラ、タモリさんのサングラス、コブクロのサングラス、MISIAの布、プロレスラーの仮面・メイク、選手のユニフォーム、会社の制服、寝間着にしてもタオル1枚にしても下着にしても。
自分をベースに考えるというよりも、全く違う人になるようなカスタマイズを、私たちは選ぶことができる。そういったことは"自己"表現とは真逆で、いつものユニクロをいつも通り着ている自分らしさをやっているよりも、時に、自分を楽にさせる魔法かと思った。武装ともよく言うけれども、自分が自分でいなくてもいい時ほど、無責任で楽になれることはないと思う。
フラペチーノもそうやってカスタマイズしてみては?私のもんじゃないくらいに。時には一時的に私をやめるってのは、とても楽しそう。
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