見出し画像

2050年ネットゼロ(カーボンニュートラル) 宣言

こんにちは。PAF MALLのエシカル男子、カワムラです。

一般社団法人エシカル協会主宰、【14期】エシカル・コンシェルジュ講座の第2回講義「気候変動の今 迫る危機に何ができるのか」(講師:一般社団法人 Climate Integrate 代表理事、平田仁子さん)。

地球が直面している、かつてない温暖化と気候変動の危機。あまりにも大きなテーマで、個人で取り組めることには限界があるのでは…正直、考えれば考えるほど無力感や絶望感を抱いてしまった講義でした。

観測史上最も暑い年だった2023年よりも、さらに高い水準で推移している2024年。このままでは、2100年には2.5〜2.9度まで気温上昇し、災害レベルの影響に見舞われてしまうというシナリオも描かれています。

企業、自治体、国、世界各国が、この危機にどのような対策を打ち、アクションを続けているのでしょうか。


1.5度の約束 – いますぐ動こう、気温上昇を止めるために

地球温暖化を進行させるのは、温室効果ガス、CO2の排出です。産業革命期であった1850年頃から、化石燃料によるCO2排出が主要因で、地球の平均気温は前例のない温暖化(1.1度上昇)が進行しました。

現在、気温上昇を1.5度に抑制することが世界目標であるのをご存じでしょうか。そのためには、大胆な方向転換、インフラ対策が必須です。 1.5度目標と整合させるためには、世界で2030年までに温室効果ガス43%削減、2050年までに84%削減が必要なのです。

すでに1.1度上昇していて、目標が1.5度ですから、人類には、あと0.4度の猶予しかないということになります…。

「1.5度の約束 – いますぐ動こう、気温上昇を止めるために」
国連とメディアによる気候キャンペーン2024年も継続して実施


カーボンニュートラル、ネットゼロとは

2015年のCOP21(国連気候変動枠組条約締約国会議)でパリ協定が成立。2020年からの新たな枠組みへの歴史的合意の後、世界的に「2050年ネットゼロ(カーボンニュートラル)宣言」が広がっていきました。

「カーボンニュートラル」とは、人間により排出される温室効果ガスを、人間によってすべて吸収、除去することで、実質プラスマイナスゼロにすることを意味しています。

カーボンニュートラルが実現された社会を「脱炭素社会」と呼び、ネットゼロは「実質ゼロ」の意。

そんな社会を、2050年までに実現させようというのが、2050年ネットゼロ(カーボンニュートラル)宣言」なのです。

現在、150か国(世界人口の約9割)、11,000の企業や都市等が、ネットゼロを宣言。日本の970超の自治体が「ゼロカーボンシティ」を宣言しています。

これにより、1.5度目標、排出ゼロ社会が、世界の目標となったのです。

2050年の中間レビューともいえる2030年まであと6年。世界の実情、そして日本の気候変動対策の国際評価とは。

次回のnoteでは、日本が必須で取り組まなくてはならないエネルギーインフラの転換、そしてその鍵を握る「再生可能エネルギー」について書いていきます。

先に私見を述べますが、日本はまだまだです。。でも、ポテンシャルはあると確信しています。

次回もどうぞお付きあいください!

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?