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おなじ。

おなじ日。

人生最悪の瞬間
ボクには
すべてが灰色に見えた

ところが
すぐ隣にいたキミは
この上ない
幸福感に包まれ
天から光が降り注いでる
そんな気になってた

おなじ時おなじ場所
それでも
1人は地獄を見て
また
1人は天国を見る

それは
人の心の中にこそ
幸福か不幸かを感じる
肝心があることを意味する

物事を素晴らしい
素敵だと捉えるには
そのひとの心が
素晴らしく素敵じゃなければ
感じないのだ

ブルーな気分の時に
漫才を見ても
笑えないのは心の在り方だ

機嫌が良ければ
だれもが
些細なことには
笑顔で「いいのよー」なんて
平気で許すものだ


冷静さを失い
思うがまま
暴力的になったのは
ボクだ

相手の挑発にのって
踊らされたのは
愚か者の証拠

カッとして
恨んで妬んで
やり返そうとする
人間の底の底の
醜い感情だ

ボクが悪い

ボクの噛みつき後は
傷に残るかもしれないそうだ

相手の母親から
嫌味を云われたが
仕方ない

しかし
相手の父親の言葉に
ボクは打ちのめされる

「障害者に刃物向けた
うちの子が悪い」

障害者?

そういう判断?

悔しくて
震える

馬鹿にして
馬鹿にして
馬鹿にして


すると
冒険者おじいちゃまが
隣に座る

自分のこと
ハッキリ
障害者だと認めないから
腹が立つんだよ

馬鹿にしてるんじゃない

相手は馬鹿だから
知識が足りないし
理解ができてない
ただそれだけだ

ボクはおじいちゃまの
言葉に笑った

相手のことを
さりげなく
馬鹿だからと
ボクが落ち着くように
わざと言ってるんだろうなって

月曜日には
保護者らの家から
放りだされる

おじいちゃまが
ニヤニヤして
わたしも一緒に
家出するから心配するな

え?

いや・それ逆に面倒くさくなる

もうすでに
嫌な予感しかしない

今夜は冒険者の家族と
共に過ごす

この記事は明朝
更新される

それでは
みなさま
またあした




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冒険者のおじいちゃましか
口をきいてくれない

もうだめかもしれない
とても悲しい


追記

悪くない方の足
くじきました





読了ありがとうございます 世界の片隅にいるキミに届くよう ボクの想いが次から次へと伝播していくこと願う 昨年のサポートは書籍と寄付に使用しています 心から感謝いたします たくさんのサポートありがとうございました