ぱっち

高校生です。やりたい放題やります

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最近の記事

私が1番辛い

"私が1番辛いのに。辛いアピールうるさいんだよ。" と、誰かが辛さを打ち明けているテクストをネットで見たり、動画投稿サイトで見たり、はたまた自分の友達が愚痴っているのを耳にするたびにこう思っている自分がいた。 私はいつも悲劇のヒロインになりたがっていた。 そのことは自分の頭でよく理解していた。だから、口には出さずにいた。友達の悩みは黙って聞き、インターネットに溢れ返る誰かの"私はHSPです"だの"鬱について"だの、受け流してきた。(特定の個人を指すものではありません。)

    • おわりのはなし

      彼女は氷を噛み砕いて食べるのが癖だった。 彼女と付き合ってから3ヶ月が経った頃、季節は初夏の5月。飲み終わったアイスコーヒーのコップに入っている氷を、ガラガラと口に含んだ彼女は、それをバリバリと噛んだ。 「氷食べるの、癖なんだよね。マナー悪いけど。」 苦笑しながら彼女は、ストローを押しのけて直接コップから氷を口に含み、また同じことをした。 「味が好きなの。それとも食感?」 僕はそんな人を見たことがなかったから、不思議だった。バリバリと噛むのがマナー違反なのかはよくわか

      • 恋人にただいまという感覚を抱く。

        彼氏と付き合って、一年が過ぎた。 一年前の今頃、付き合いたての私達はコロナ禍で会うことすら叶わなかった。私はただ日々のささやかな通話の時間を楽しみにしていた。 "明日の20時から出来る?" そんなメッセージを送ったり、受け取ったりするたびにドキドキが止まらなかった。LINEの通知に、彼の名前が表示されるだけで心臓は2倍の速さになっていたと思う。 いつしか、緊急事態宣言はもう何度も発令されたり無くなったりする中で、私たちは日常生活の中にゆっくりとお互いを取り込んでいった

        • 髪、切り過ぎた。なんか、うまくいかない日。

          昨日、髪を切ってきた。私の髪の毛は父譲りの天パだ。特に梅雨になるとグルングルンに何度も回転する自分の髪の毛がうらめしくて仕方ない。父に当てつけのように悪口を言ったこともある。 梅雨を控えたので、美容室で半年ぶりにカットと縮毛矯正。ホットペッパービューティーのポイントを使ったら6300円になった。安かった。 ここのところ、なんだか気分が晴れない。友達にLINEを2日も未読スルーされたし、ストーリーみたらイツメンが私抜きで遊んでた。誘ってよ。 ムカムカしながら、バッサリいっ

        私が1番辛い

          やめるという経験

          私が、部活動を辞めた時の話をしようと思う。 中学に入学したての私は、わくわくしながら部活は何を頑張ろう?とあれこれ考えた。 小学校を卒業するとき、卒業式のために合唱を沢山練習した。その過程で、合唱に対する魅力を感じる私がいた。私は、周りの友達が入りたいなど誰も言ってない最中、合唱部に飛び込んだ。合唱をしてみたかった。 良い部活だった。人数が少ないからこそ、先輩は歌が上手いし、優しかった。家族のような部活だった。同期も少ないながらに数人いた。 合唱にのめり込んだ私は、学

          やめるという経験

          とりあえずやらないといけないことをすぐに片付けは方法を見つけた。(気がする)

          宿題をやらなきゃ。掃除をしなきゃ。夕飯を作らなきゃ。溜まっている仕事を片付けなきゃ。 と、考えつつだらだらYouTubeだのnoteだのTwitterだのInstagramだのTikTokだの見てしまうことってありますよね。スマホを持つ人間、500万人に聞いても500万人がYesと回答してくれると確信しております。 やらなきゃやらなきゃ!と頭では考えつつも行動が伴わない。やる気が出ない。ずっとベッドでスマホ触ってたーい、昼寝してたーいみたいな怠惰な自分に、行動させる方法を

          とりあえずやらないといけないことをすぐに片付けは方法を見つけた。(気がする)

          気づいたら恋人のことではなく自分のことばかり考えていたという話。

          私には本当に好きな人がいます。交際を始めてから1年が経過したところです。 彼は、私の何倍も頭がよく、それでいて私のことを馬鹿にしたりせず。優しくて面白くてかっこよくて、最高の恋人です。 まともに人と交際をしたのが初めてだったので、この一年いろんな壁にぶつかっては乗り越えて、を繰り返してきたかのように思います。その中で一つ気づいたことを記録しておきます。 先日、彼が大きな怪我をしてしまいました。お互いに忙しく、何かと会えないので連絡は日頃から2日に一回ほど取っていました。

          気づいたら恋人のことではなく自分のことばかり考えていたという話。

          父と音楽と私の話。

          遠い遠い、1番初めの記憶。車の中で父が運転をしながら音楽を陽気に口ずさんでる。当時の流行りの、バラードだった。 赤ん坊の頃から、父がいつも口ずさむ歌を聴いてきた。父が好きな音楽はいつの間にか、私の好きな音楽へと変わっていった。 父が好きなのはスピッツやスキマスイッチ、いきものがかり。最近はofficial 髭男 dismもお気に入りらしい。父はいつも家で大熱唱を繰り広げては、母に迷惑そうな顔をされている。 けれど、私の思い出は父の歌と結びついているのだ。幼い頃の、運転中

          父と音楽と私の話。

          承認欲求のためだけに文章を書いていた。

          私は昔から文章を書くことが好きでした。その理由は様々です。読書が昔から好きだった私は、とある小説サイトで書いた創作がとあるジャンルで一位をとったり。読書感想文を書くと、先生が良い例としてみんなの前で読み上げてくれたり。文字で感情や情景を表現すること、自己の再発見ももちろんその理由の一つですが、現実的な理由として、成功体験が多いからというのが実情な気がしています。 文章を書けば、周りの大人が評価してくれる。もちろん、筆がすらすらと進むあの瞬間や、文章を書きあげた時のなんとも言

          承認欲求のためだけに文章を書いていた。