【コロナと私の日常】 Day88

88日目　8月2日(日)

夏が来た。どうやら、梅雨が明けたらしい。

8月になった途端、梅雨が明けて晴れて暑くなるの、なんか凄い。まるで天気は暦をわかっているみたいなタイミングの良さ。世界の理って感じがする、なんとなく。

夜中に予約した美容院へ歩いて行く朝10時。当日の夜中に朝一の予約を取る客って冷静に嫌だよね、ごめんね美容師のお兄さん。今日もありがとう。むしゃくしゃしたので髪も染めた。後悔はしていない。

午後、表参道へ向かう。友人と待ち合わせをして、gyre omotesandoとか言う洒落たビルでランチを食べる。お洒落すぎて、入っていいのか戸惑った。食事中、空いたベランダのドアから気持ちの良い風が頬を打つ。夏を感じる。暑いのは嫌だけど、夏特有のこういう瞬間が私は好きだ。どこにも旅行に行けないけれど、こういう些細なひとときはせめて楽しみたい。

飛沫感染とか言っておいて、食事中はマスクできないよね。食事の合間が一番喋ると思うんだけど、日本は大丈夫かな？？？？？？そんなことを思ってもどうにもできないので、ランチを堪能する。ヘルシーさが身体に染み渡る。美味しい。

ランチをして、しばらく歩いてIKEAに入り、@cosmeでちょっと高めの買い物をして、ラルフローレンのカフェでお茶をする。なんだかセレブそうな美女がテラス席で優雅にコーヒーを啜っている。それだけで絵になってしまうのはなぜだろう。ああ、ここはそう言う場所なんだと思い出す。私もこの場所が似合う格好いい女性になりたいものだ。

渋谷駅まで歩いて、友人の知り合いがやっていると言う古着屋さんに入る。少しお喋りをして、1着だけ可愛いカーキのシャツを買う。安くしてくれたし、トートバッグも貰えた。優しいお兄さんだった。

TSUTAYAで幾つか本を買って、サヨナラする午後7時すぎ。なんだか久しぶりにまともな休日を過ごした気がする。こんなに充実しているのはいつぶりだろうか。半年ぶりくらいにも思える。原宿駅も渋谷駅も、気がつけば様変わりしていてびっくりした。特にいつの間にこんなきれいになってたの原宿駅というきもち。古い趣のある駅舎が閉鎖されていて、ちょっぴり悲しい。

家に着くと、どっと疲れが押し寄せる。1日歩く体力が失われていたことに、今更気がつく。引きこもり生活が続くと、こうなるのか。恐ろしや。きちんと定期的に外へ出ようと決意した午後9時。明日は何もないけれど、早めに寝よう。

ああ。今日は、光合成した。

おやすみ。