【コロナと私の日常】 Day82

82日目 7月27日(月)

今朝の私は早い。とは言っても15分くらい寝坊して、のっそり起き上がり身支度をしてインターンへと出かける。

朝の通勤電車は意外にもいつもより空いていて驚く。テレワーク化が進んだのか、休日を取っている人が多いのか、それとも時差出勤か。よくわからないが、継続して欲しい。

13時頃までインターンをし、そのまま350円の弁当を近場で買ってインターン先で食べ、おしゃべりをして、家路に着く。とはいっても今日のタスクはまだ終わりではない。19時からバーでバイトなのだ。珍しく今日は予定が詰まっている。間の時間は暇だが。

近所のスーパーで野菜などの買い物をして、ようやく家に着く午後15時すぎ。暑い。マスクが暑い。蒸れる。むり、死ぬ。アイスでも買ってくればよかったと家についてから後悔するそんな7月最後の月曜日。

1時間ほどお昼寝をして、パソコンをいじって、重い腰を持ち上げてバイトに出かける。朝より電車が混んでいた。無理。超密でした。ソーシャルディスタンスって何。夜の方が人が多いのね、てか。

雨の匂いを感じながら夜の街を歩く。大体夜の街ってなんやねん。街は街だよ夜もヒルも関係ないよ。そして政府はなんでまた布マスクを配ろうとしているのか、甚だ理解不能である。

今日はお客が来な過ぎて、グラスを拭き、Netflixを見て、酒を飲みながらお客さんとお喋りして終わった。暇すぎて苦痛なバイトとはこのことである。楽だけど。楽だけどさあ。このご時世、飲食店はどこも大変そうだ。

お腹が好きすぎたので、最寄りにあるお蕎麦屋さんで夜中に蕎麦をいただく。この時間まで開いているのはとても助かる。お蕎麦美味しいです。

ふと、「恋」について思いを馳せる。昔は、恋なんて歩いていれば道端で拾えるものだと思っていた。でも最近になってようやく、ああ私にとって恋というのは、鮭が河川を遡上するように、あえて逆流の中を進んでいかなければ得られないものなのだと気がついた。もちろん世の中には、歩いていれば何度も恋に当たる人がたくさんいるし、そういう人に私は憧れていたし、自分もそういう人だとばかり思っていた。でもどうやら世の中にはいろいろな種類の人間が存在するようで、私は歩いていれば簡単に恋ができるような人間ではなかった。ただそれだけのことだ。あえて自分でその道を選択していかなければ恋に巡り合えない人間、それが私であった。

そこらへんの認識を間違えて、勘違いしたまま恋のアドバイスをする人が非常に多い気がする。あなたと、私は違うのだ。あなたのやったように私は出来ないし、私のやるようにあなたはきっと出来ない。いわゆる運命というやつが、全くもって違う方向に向いているのである。でもだからこそ、人と人との巡り合いというのは面白いのであって、わからなくなってくるのだから、本当によく出来た世界である。

ああ。今日は、雨に打たれた。

おやすみ。



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