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2023年8月「球速ランキング」を一挙公開! 東洋大・細野晴希が最速158キロをマーク…アマ野球の左腕で“史上最速”

夏の甲子園が行われた8月。投手陣は少し低調という声もあったが、8月下旬には大学や社会人のオープン戦が本格的にスタートしたほか、U18侍ジャパンと大学日本代表の壮行試合は、盛り上がりを見せた。今回は、すべて現地で確認した、8月の「球速ランキング」を公開する。
 
8月は145キロ以上が29人、150キロ以上が9人という結果となった。大学、社会人の公式戦がほとんどなく、高校野球が中心だったため、全体的には他の月に比べて、少ない数字となっている。
 
そんな中で圧巻だったのが、8月28日に行われたU18侍ジャパンの壮行試合に出場した大学日本代表の投手陣だ。

158キロをマークした細野晴希(東洋大)を筆頭に7人が150キロ以上をマーク。細野が出した158キロは、アマチュア野球史上、左腕で最も速い記録となる。これらの7人は、短いイニングながら平均球速が150キロを超えており、改めて今年の大学生投手のレベルの高さがうかがえた。
 
前出の細野に加えて、常広羽也斗(青山学院大)と下村海翔(青山学院大)、武内夏暉(国学院大)、草加勝(亜細亜大)は、東都大学野球でしのぎを削る。東都大学野球は、9月2日から3日まで坊っちゃんスタジアム(松山市)で「愛媛開幕シリーズ」が行われる予定だ(※1勝1敗の場合は9月4日に第3戦を坊っちゃんスタジアムで開催予定)。彼らが最後のシーズンでどんな投球を見せてくれるかに楽しみだ。
 
高校生でランクインしたのは15人。夏の甲子園を沸かせた湯田統真(仙台育英)と並んで、2年生の小船翼(知徳)が150キロの大台をマークした。
 
小船のピッチングは、「プロアマ野球研究所」のコラム(8月28日配信)で紹介したが、身長197cm、体重108kgという日本人離れした体格とスケールの大きさが魅力だ。順調にいけば、来年の目玉候補となる可能性もありそうだ。

9月は、大学野球の秋季リーグ戦が本格的にスタートし、社会人野球は日本選手権の予選が行われる。ドラフト候補の投手がどんな投球を見せるのか、はたまた新星が現れるのか、引き続き注目していきたい。
 
※記事で取り上げた選手の学年は、大学生が全員4年生、高校生の湯田は3年生、小船は2年生。
 
<2023年8月球速ランキング>
年齢は2023年の満年齢。★は2023年ドラフト指名対象

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