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エンジニアで辛かった思い出

皆さんこんにちは。エンジニアとして働いているぴーやまと申します。
エンジニアと聞くとプログラムを書いてシステムを作っているというイメージがありますが、エンジニアにも色々な種類があります。
今日はその中でも私が実際に5年ほど務めたシステムの保守での思い出(笑)について書いていきます。

システム保守とは

システムをお守りする人です。
通常、システム開発のプロジェクトはシステムをリリースして初稼働確認が完了すると解散します。
プロジェクト解散後、システムに障害や何らかのトラブルが発生した際に対応するのがシステム保守です。

どんな仕事するの?

普段はユーザーさんからの問い合わせ対応や、過去の障害やトラブルで恒久的な対応が必要になったプログラムの改修を行っています。
あとは定常作業業務というのがあり、「この日のこの時間に臨時のジョブを実行する」といった作業もあります。

私が保守していた環境は少し特殊で上流の仕事もやっていました。
上流とは要件定義や提案など、システム開発における一番最初に行うフェーズのことです。

辛いの?

私が保守をしていた現場は日本で5本の指に入る大企業だったので規模も大きく大変でした。
何が辛かったか書いていきます。

システムが大きすぎて業務が覚えられない

保守はユーザー業務とシステムの機能両方を把握しておかなければなりません。
私がいた現場は大規模システムだったため、業務とシステムを把握するのに3年はかかりました。
全て把握するまではユーザーさんから電話の問い合わせが来たとき、即答できずに困らせたこともありました。

色々なことをやらされる

これはメリットでもあります。
見積、他システムのリプレースによる連携テストのお付き合い、ユーザーさんからのデータ吸い出し依頼、バグ対応、本番切替、問い合わせ対応、要件定義、定常作業などなど...色々な経験を積むことができます。
慣れるまでは辛いですが、エンジニアとしてのスキルはかなりアップします。

障害対応が辛い

システムは24時間動いています。
私が保守していた環境は昼間オンラインで入力したデータを夜間バッチ(定刻になったら実行されるプログラム)で処理するという仕組みをとっていました。
そのため、夜間に障害が起こることが多く、度々夜中に呼び出されていました。
さらに朝の7時までに出力しなければいけない法定帳票(法的に出さないとヤバい帳票)もあったため、夜中でも脳みそフル回転で対応しなければいけませんでした。
おかげで集中力がアップしましたね!(笑)

遅延が辛い

電車の遅延ではないです(笑)
システムの遅延です。
バッチ処理は何時までにここまでの処理が終わっておかなけらばならないといった制約があります。
この制約に引っかかったときにアラームがあがります。これがシステムの遅延です。
遅延の原因は色々あります。前工程システムで障害が起きてデータが自システムにまだ連携されていない、大量データのためいつもより時間がかかっている、自システムの障害など...
一番多かったのは前工程システムで障害が起きてデータが自システムに連携されてこないやつでした。
これはなかなか厄介で前工程システムの担当者と連絡をとり、いつまでにうちにデータが送られてくるのか、目処がたたないなら今日の送信はキャンセルするかなど調整が必要になります。
これを夜中にやるもんですからなかなか辛いのです(笑)

最後に

いかがでしたでしょうか。
皆さまが日々利用されているシステムもこのように保守されている方がいます。
エンジニアの中にもこんな仕事があるんだなーと知っていただけたらと思います。
以上、ここまで読んでいただきありがとうございました。

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