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やりたいこと・出来ること・求められていることを考えてみると気付くこと

仕事は

やりたいこと
出来ること
求められていること

このバランスで出来ています。

「やりたいこと」は自分の情熱や興味があって夢中になれること
「出来ること」は過去の自分が頑張ったおかげで今持っているスキルを活かせること
「求められていること」は世の中や周囲にニーズがあって、それをすれば喜ばれること

仕事は「相手にサービスや物を提供して満たすこと」なので
自分がやりたいことだけでは、自分本位になってしまいますし
自分が出来ることだけでも、うまくいきません。

求められていることだけだと、お金にはなるでしょうが、自分がやりたいことではない場合があるので、自分が疲弊してしまう可能性があります。

この3つのちょうどいい真ん中を取れた時に
「自分の理想の働き方」になっていくんじゃないかな〜って思います。

とはいえ、いきなり3つで考えるのは難しいので
それぞれを組み合わせたことを1つずつ考えていくと整理しやすくなります。

やりたいこと✖️出来ること

「やりたいこと」と「できること」が重なる状態は
自分が情熱を持って取り組みたいと感じることと、自分の持っているスキルや能力が一致している状態です。
この組み合わせは、自己満足や達成感が得られやすいですが、それが社会や他者から求められていることとは限りません。

例えば、趣味で音楽を作るのが好きで、なおかつその才能がある場合
音楽制作をやり続けることは大きな充実感をもたらします。
しかし、これが社会から求められているかどうかは別の問題です。
自分が作った音楽が他者に届き、共感や評価を得られるかどうかは、別の要因に依存します。

この組み合わせは自己充足感が得られますが
社会的な承認や実利を得るには工夫が必要です。
自己表現やスキル向上に役立つ一方で、それをどのように社会に価値として提供するかが課題となります。

やりたいこと✖️求められている事

「やりたいこと」と「求められていること」が重なる状態は
自分が情熱を持ってやりたいと感じることが、他者や社会から求められている状態です。
この組み合わせは、強いモチベーションと充実感を持ちながら、社会に貢献できる状況を生み出します。

例えば、教育に情熱を持つ人が教師として働きたいと感じ、その役割が学校や生徒からも強く求められている場合、その人はやりがいを持って仕事に取り組むことができます。
やりたいことが社会的なニーズと一致するため、評価や成果も得やすいでしょう。

この組み合わせは非常に満足感が高く、仕事やプロジェクトへの熱意が持続します。
しかし、ここで問題となるのは、能力が伴わない場合です。
たとえやりたいことであり、社会から求められていても、自分のスキルが不足していると、その役割を果たすのが難しくなります。スキルや経験を積む努力が必要です。

出来る事✖️求められている事

「できること」と「求められていること」が重なる状態は、自分のスキルや能力が、他者や社会から強く求められている状態です。
この組み合わせは、実利的な成功や評価が得られやすいですが、必ずしもやりがいを感じるとは限りません。

例えば、ITのスキルがあり、企業からそのスキルを活かしたプロジェクトに取り組むことを求められる場合、その仕事をこなすことができ、また評価も得られます。
しかし、もしその人がその仕事に対して情熱を感じていなければ、やりがいを感じにくく、モチベーションが持続しない可能性があります。

この組み合わせは経済的な報酬やキャリアの安定性をもたらす可能性がありますが、内面的な満足感が欠けることがあります。
スキルが活かされる場面ではありますが、長期的にはやりがいや自己実現のための「やりたいこと」とのバランスを取る必要が出てきます。

まとめ

これら3つの組み合わせそれぞれが異なる側面を持っており
すべてを満たす理想的な状態を目指すことが重要です。

理想的には、やりたいことできること、そして求められていることの3つが重なることで、自分が最大の満足感と成功が得られる状態となります。

そのベストマッチを探りながら
うまく仕事をしていけるようにするには「今何をしたらいいのか?」の課題が見えてくるきっかけになるでしょう。

それでは、また。

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