アイルランド語の発音とアイルランドの異教的伝承の固有名詞表記について
0. はじめに
以下に、アイルランド語の発音規則について、ざっくりした説明をします。できるだけわかりやすく整理しようとはしましたが、専門的な用語がいっぱい出てくるので、腰を据えてお読みください。長いので目次を用意しました。
0. はじめに
1. 固有名詞の書き方について
2. アイルランド語の発音規則について
2.1. 音素の数と音の分類
2.2. 口蓋音・非口蓋音
2.3. 狭母音・広母音と、発音記号的に使われる母音
2.3.1. 口蓋音・非口蓋音の書き分けと狭母音・広母音の関係
2.3.2. 発音記号的に使われる母音
2.4. 軟音と鼻音
2.4.1. 軟音
2.4.2. 鼻音
2.4.3. 非強勢音節の子音
2.5. 曖昧母音(シュワー)
3. スペルの揺れ
3.1. 軟音化のスペルへの反映
3.2. 新たな子音スペリング規則
3.3. 新たな母音スペリング規則
4. まとめ
1. 固有名詞の書き方について
数年前から腹に据えかねていることがあります。
アイルランドの異教的伝承(いわゆる「ケルト神話」とか呼ばれるもの)の固有名詞の日本語での表記が、ちょっと――穏当な言い方をすると――幅広すぎないか、と思うことがあるのです。
「外国語なんだし、多少の表記揺れくらいあるやろ」とお思いかもしれませんが、そのくらいのことは先刻承知。表記揺れなどと呼べるレベルのものではない、根本的な表記の違いがしばしば見られるのです。
それがどうしたのか? それは――すでにアイルランドの伝承を学んできた諸兄はご存知の問題ですが――単純に、わかりにくいんです。同じ神や人物を指しているはずの名詞が何通りもの書き方をされ、いろいろ読んだ挙句、やっと同一のものであるとわかる。そういうことがしょっちゅうなのです。
例を挙げましょう。木村正俊『ケルト人の歴史と文化』(2012)から。「セゼール」。
これだけ出されても何のことやらわかりませんね。スペルを書くと "Cesair". これは『侵略の書』において、アイルランドに最初に入来する一族の長の名前です。これをアイルランド語読みするなら「ケサル」とでもなりましょう。David Stifter (2006) の発音表記に従うならば、/k'esəρ'/ となります(発音記号については後。以下では "" で囲んで場合はスペルを、// で囲んだ場合は発音を表すとお思いください)。
なんでこんな違いが生じるのか。恐らく木村先生は英語読みしたのでしょう。cのスペルを /s/ で読むなんて規則はアイルランド語にはありません。また "ai" を /ei/ で読むなどいかにも英語です。フランス語でも同じ発音をしますが、フランス語だったら "Ce" が「ス」になるはずです。英語読みと考えて間違いないでしょう。
じゃあ、英語風ではいけないのか? 絶対いけないとは言い切れません。英語では古代ローマや古代ギリシャの固有名詞も英語風に表記・発音されます。駄菓子菓子、我々は日本人ですし、別に英語に倣う必要はないのだし、アイルランド語風に読むのが筋というものではないでしょうか。古代ギリシャの固有名詞だってギリシャ語風に読み書きするし。
ところがどっこい、そうは問屋が卸さぬというのが世の常。というのも、アイルランド語の発音規則は割と難しいんです。
難しいとは言っても、英語だって結構難しい。ならまず単純な比較として、音素の量を比べましょう。「音素」(phoneme) とは、各言語における発音の基礎単位となるもので、あらゆる単語の発音は音素の組み合わせで表現されます。これらは言語によって違いますので、英語の単語を日本語で正確に表記することはできず、逆に日本語の単語を英語の音素で完全に表すこともまた不可能なのです。
2. アイルランド語の発音規則について
2.1. 音素の数と音の分類
David Stifter (2006) はアイルランド語を含む三つのケルト語の音素を、ヨーロッパのいくつかの言語と比べています (p. 16, ill. 3.1) 。それによれば、古期アイルランド語の音素は全部で66、対して英語のそれは44。単純に考えて1.5倍です。
なぜこのように音素が多いのかというと、それはアイルランド語の特異な発音体系によります。それは「口蓋音・非口蓋音」(palatal・non-palatal) 、それに関係して「狭母音・広母音」、そして「軟音」(lenited consonants) 、「鼻音」(nasalized consonants) 、「曖昧母音(あるいはシュワー)」(schwa) というものです。
2.2. 口蓋音・非口蓋音 (palatal・non-palatal)
一つずつ説明しましょう。まず「口蓋音・非口蓋音」とは、子音の発音の区別であり、「口蓋音」は舌を口蓋(口腔の上部)にくっつけて発音します。結果として /y/ の要素が付け加わります。「非口蓋音」は逆に舌を口蓋から離しして発音します。カタカナで書くと、例えば "c" の非口蓋音 /k/ は「ク」に近いですが、口蓋音 /k'/ になると「キ」に近くなります。/k/ の音を出しながら舌の根に近い方を上下させると、音の違いがお分かりになるでしょう。Stifter (2006) の発音表記法では /'/ をつけると、その前の子音が口蓋音であることを表し、これに倣います。
口蓋音と非口蓋音は、日本語ではほとんど書き分けできません。一部の子音を除き、同じように書かざるを得ません("s" の口蓋音は英語の /sh/ のような音なので区別できます)。"de" /d'e/ を「デ」ではなく「ディエ」などのように書くことはできますが、字面が長くなり好ましくありません。この口蓋音・非口蓋音の存在が、一つ目の問題です。
例えば、 "Táin" という語です。これは「牛の略奪」を意味し、アイルランドの異教的伝承の人気のあるジャンルの一つです。最も有名なのは "Táin Bó Cuailnge"「クアルンゲの牛捕り」ですが、他にも "Táin Bó Fraích" など、様々な "Táin" があります。この語の発音は、伝統的に「トーイン」と書かれますが、"á" は /a/ の長音で /ā/「アー」と読み、"i" は "n" の口蓋音化を起こすため読まないので、正しくは「ターン」となるはずです。
2.3. 狭母音・広母音と、発音記号的に使われる母音
2.3.1. 口蓋音・非口蓋音の書き分けと狭母音・広母音の関係
次に、上記のものと関係する問題です。上記の口蓋音と非口蓋音は、全くランダムに現れるわけではなく、ちゃんと見分ける方法があります。その指標が「口蓋音・非口蓋音」の次に挙げた「狭母音・広母音」です(「前舌母音・後舌母音」ともされます)。
「狭母音」は "e" と "i" の二つで、「広母音」はそれ以外の "a", "o", "u" を指します。そして、「口蓋音」の後には原則として「狭母音」があります。またその前には原則的に "i" がきます。そして「非口蓋音」の後には原則として「広母音」があります。またその前には必ず "i" 以外の母音が来ます。
例を挙げましょう。上述の "Cesair" はStifterの表記では /k'esəρ’/ でしたね。"c" は /k/ の音となり、その直後に "e" があるので /k'/ という口蓋音になります(単語の最初が子音なので、その前に "i" は要りません)。そして "e" の後は非口蓋音が来ます。"s" がそれです。またその後には "a" が来ていますので "s" は問題なく非口蓋音です。"ce" が /k'e/ , "-sa-" が /-sa-/ という音をつくります。ここまではおわかりでしょうか。
2.3.2. 発音記号的に使われる母音
さて、"Cesair" の "Cesa-" の後、 "-ir" ときていますね。”Cesa-” が /k'esə-/ と発音されるのは上に説明したとおりです。そしてその次の "-ir" の "i" ですが、これ自体を発音することはないのです。この母音は、その次に来ている "r" が口蓋音であることを示すために存在しているのです(/ρ/ の後に /'/ がついているのがおわかりでしょう。/'/ は口蓋音の印です。また、/ρ/ は "r" の「軟音」です。下記に説明します。今は /r/ と似た音だと思ってください)。
この "i" のように、その前後の子音が口蓋音・非口蓋音であることを示すためだけに存在する母音があります。母音として発音されるものは、一つ目の母音である "e" と、二つ目の "a" だけなので、この単語の発音は /k'esəρ’/ となるのです。
その前後の子音が口蓋音・非口蓋音であるこをと示すためだけにある母音、いわば「発音記号的に使われる母音」の存在が、アイルランド語の発音をややこしくしているのです。
"a" も同様の使われ方をすることがあります。例えば "námae" は「敵」(英語の"enemy"と比べてみましょう)を意味します。この単語の発音は /nāμe/ です(/μ/ は /m/ の「軟音」で、似たような音です。これも後ほど。またスペリングで "a" の上に付いてるのは長音記号 (síneadh fada) で、発音記号では /a/ の上に横線がついてるのがそれに対応します)。
/μ/ が口蓋音になっていない(/'/ が /μ/ の後に付いていない)のがおわかりでしょうか。上述のように、基本的に "e" の前は口蓋音が来ます。しかし、ここではスペルの上で "m" の前後が広母音の "a" なので、 "m" は非口蓋音になるのです。この "m" の後の "a" が、 "m" が非口蓋音であることを示す「発音記号」なのです(この単語の上述の発音表記を見れば、/μ/ の後に "a" のスペルに対応する音がないのがお分かりかと思います)。
簡単に言えば、「口蓋音・非口蓋音」の区別のためだけに存在する、「発音記号的に使われる母音」がある、ということです。それ自体を読むわけではない母音を、アイルランド語の発音に通じてない人は、読んでしまいたくなってしまうのです。またそれを合理的に処理しようとして、英語風の発音を導入してしまう、ということもあるでしょう。
2.4. 軟音と鼻音
2.4.1. 軟音 (lenited consonants)
上述の例 "Cesair" では、"r" の音を /ρ/ という発音記号で表しました。また、"námae" では、"m" の発音を /μ/ と書いたのをお覚えでしょうか。これらはそれぞれ "r" と "m" の「軟音」です。
アイルランド語のほぼ全ての子音には「軟音」と「鼻音」というヴァリエーションがあります。つまり通常の音に加えて、三つの読み方があり得るということです。これは相当ややこしい話でしょう。
「軟音」とは、読んで字のごとく「軟らかい音」です。全体的な傾向としては、元の発音に比べ、口に入る力を緩めて発音します。
例えば "b" というスペルに対して、通常の発音はふつうに /b/ ですが、軟音化された "b" は、英語で言う /v/ に近い音を出しますが、Stifter (2006) では /β/ と書き、こちらを採用します。"r" の軟音である /ρ/ は、/r/ ほど強く舌を反らせない音です。"m" の軟音の /μ/ は、/β/ のように下唇を上の前歯で抑えるのですが、口唇から息を通すのではなく、音が鼻に抜けます。牛の鳴き声みたいな音が出ます。
軟音には、スペルに反映されるものとされないものがあります。上記のものは反映されません。スペルに反映されるものは、必ず "h" を後に付けます。スペルに反映されるものとしては "c" の軟音 /χ/ があります。スペルでは "ch" になります。この音はフランス語の /r/ のように、うがいをするように喉を鳴らす音です。次に "t" の軟音 /θ/ があります。これは英語の発音記号と全く同じで、"theme" や "throat" の "th" のように発音します。
アイルランド語はいくつかの段階で区分されますが、古い「古期アイルランド語 (Old Irish; およそ8世紀~9世紀)」では "c" と "t" 以外の軟音はスペルに反映されません。「中期アイルランド語 (Middle Irish; およそ1200年まで)」の段階では "m" , "d" など、スペルに軟音が反映され "mh" , "dh" と書かれることが多くなります。「現代アイルランド語 (Modern Irish)」では原則としてほぼ全ての軟音がスペルに反映されるようです。
さて、こういった子音のヴァリアントである軟音ですが、どのような場合で使われるのかというと、一つは「ミューテーション」によるものと、もう一つは非強勢音節の場合とです。固有名詞の場合、ミューテーションのことは考えなくて良いので、今回は割愛します。非強勢音節の場合の音の変化のみ、鼻音の後に説明します。
2.4.2. 鼻音 (nasalized consonants)
「鼻音」も軟音と同じく子音のヴァリアントです。例えば "b" の /b/ に対して "mb" /mb/ 、"c" の /c/ に対して /g/ 、"f" の /f/ に対して /β/ 、"t" の /t/ に対して /d/ など。基本的に、無声音の鼻音は有声音になります(/c/ → /g/ 、/f/ → /β/)。また有声音の鼻音は前に /n/ がつきます(破裂音の場合は /m/)。"l", "m", "n", "r", "s" の鼻音は存在しません。また母音は /n/ の音が前に来ます。有声音が鼻音化して /n/ または /m/ の音が付け加わる場合、必ずスペルに書かれます(/mb/ と発音するなら "mb" と書く)。しかし無声音の鼻音はスペルに反映されません("c" と書かれた場合、/k/ と /g/ の両方があり得る)。後者の場合がさらにややこしさを増します。
例として挙げるなら、フィニアンサイクルの戦士、フィン・マク・クウァルの孫の "Oscar" があります。この "c" は二つ目の音節に属するので鼻音化され、/Osgəρ/ という発音になり、実際 "Osgar" という発音を反映したヴァリアントも存在するのです。
2.4.3. 非強勢音節の子音
アイルランド語の単語は、原則として第一音節に強勢(アクセント)があります。強勢を持つ音節の子音(通常は単語の最初の子音)は、ミューテーションがない場合、そのまま発音します。しかし強勢を持たない音節(非強勢音節)の子音は、軟音や鼻音に変わることがあります。例えば上記の "Cesair" や "námae" で、それぞれ "r" と "m" を軟音として書いていたのをご記憶されているでしょうか。これは、非強勢の音節に含まれる子音だからです。これらと逆に "c" や "t" などのように、非強勢音節では鼻音化され "g" , "d" になる子音もあります。
例えば、アルスターサイクルにおけるアルスター国王はコンホヴァル王というのですが、彼の名前のスペルと発音は "Conchobar" /konχəβəρ/ です。この "b" が /β/ と軟音化されている(コンホバルではなくコンホヴァルである)のは、上記の理由からなのです。
この問題は、事態をさらにややこしくしています。というのも、音節の切れ目が必ずしも明確ではないからです。さらに非強勢音節でも軟音化・鼻音化するとは限らないという事実があり、ことをさらに面倒にしてくれています。
2.5. 曖昧母音(シュワー)
ずっと子音の話をしていましたが、たまには母音の話をしましょう。
上で強勢音節・非強勢音節での音の違いについて言及しましたが、これは子音のみならず母音にも変化をもたらします。非強勢音節では、母音が「曖昧母音(あるいはシュワー; schwa)」になります。英語でも頻繁に出てくる音ですが、例えば "history" の "o" が「曖昧母音」です。発音記号も英語と同じく /ə/ を用います。
非強勢音節では、母音は /ə/ になり、同時にその周りの子音は軟音または鼻音になる。この性質は、いくぶんか発音を簡単にします。
/ə/ は日本語では書けない音なので、固有名詞をカタカナで書く場合、大抵はスペルの母音そのままで書きます("o" ならば「オ」、"e" ならば「エ」のように)。また、強いて言うなら「ア」の音に近いので、こちらでも書かれることがあります。
そして、ここから先がさらに面倒な話なのですが、まず古期アイルランド語と中期アイルランド語では、母音の発音規則が少し異なります。それは母音が単語の最後に来た時で、古期アイルランド語であればそのまま読むものを、中期アイルランド語では /ə/ で読む、というものです。
例えば伝説の王に "Conaire" というのがいます。これを古期アイルランド語で読むと /koνəρ'e/「コナリェ」ですが、中期アイルランド語読みすると /koνəρ'ə/「コナリャ」となってしまうのです。この規則の違いは、どちらに依拠するかという問題で、写本の大部分は中期アイルランド語で書かれているし、その大元となったテクストがどちらの時期に書かれているのか確定していない場合が多いので、中期アイルランド語読みするのが適切なのかなあ、と考えています。
3. スペルの揺れ
3.1. 軟音化のスペルへの反映
アイルランド語は、書き文字にしたとき、非常にスペルの揺れ幅が大きい言語です。原因の一つには、上で説明した軟音化が起こっているときに、それをスペルに反映するかどうか、つまり子音の後に "h" を書くかどうか、というものがあります。例えば神話サイクルに主に登場する神ダグザですが、スペルは "Dagda" です。"g" と "d" は軟音なので、 "gh" "dh" とも書かれ得ます。なので "Daghda" あるいは "Daghdha" のようになります。
3.2. 新たな子音スペリング規則
また、古期アイルランド語の後半から中期アイルランド語にかけて存在した、新たなスペリング規則があります。その一つ目は、"ln, ld" "nd" "mb" を "ll" "mm" "nn" とするものです。これは先に発音がそれぞれ /l/ /m/ /n/ になり、それに応じてそれぞれの音に対応するスペルに書き換えられるようになった、ということのようです。例えば "cland" という語が "clann" と書かれるようになります。
そしてこの傾向が現れると、「正しいスペル」である "ln, ld" "nd" "mb" をちゃんと書こうとする人も出てくるわけですが、中には元から "ll" "mm" "nn" というスペルであったものでさえ "ln, ld" "nd" "mb" と書くようになってしまうという「過剰修正」という現象もあります。例えば、クー・フランのスペルは本来なら "Cū Chulainn" ですが、過剰修正により "Cū Chulaind" と書かれるのです。
3.3. 新たな母音スペリング規則
2.5. で母音の発音が「曖昧母音」/ə/ になる現象を説明しましたが、そうなるとどの母音で書いても結局は同じ音なので、中期アイルランド語になると /ə/ の母音を別の母音で書くということが起こるようになりました。例えば上述の例 "Conchobar" は "Conchubor" のようなスペルが、"Dagda" は "Dagdae" のようなスペルが、それぞれヴァリアントとして存在します。
4. まとめ
さて、色々と説明しましたが、いかがでしょう。一読して覚えられたという方がいらしたらご連絡ください。一緒にアイルランドを勉強しましょう。
細かいことは置いといて、とにかくアイルランド語は発音ひとつ取っても難しいのです。しかし、しっかり学んだ方ならば、固有名詞の発音表記はある程度の範囲に収まるはずです。そこから外れているような表記をしている場合は、(ああ、アイルランド語勉強してないんだな……)と、心の中で勝手に思います。いずれギリシャ神話みたいに日本語での発音表記が統一・標準化されたらいいなあ……と思っていますが、多分私の生きてるうちは無理でしょうね。
古期アイルランド語の発音について学びたい場合は、David Stifter "Sengoídelc: Old Irish for Beginners" (2006) を手に取られるとよいでしょう。英語ですが。
ところで、「クー・フラン」に対して井村君江氏が『ケルトの神話』などで書かれている「ク・ホリン」という表記は、一体何に由来するのでしょうか。ご存知の方がいらしたら教えてください。
参照文献:
David Stifter "Sengoídelc: Old Irish for Beginners", 2006.
Kim McCone, "A First Old Irish: Grammar and Reader", 2005(主に中期アイルランド語における変化について、第XII章参照).
James MacKillop, "A Dictionary of Celtic Mythology", 1998.
記事を面白いと思っていただけたらサポートをお願いします。サポートしていただいた分だけ私が元気になり、資料購入費用になったり、翻訳・調査・記事の執筆が捗ったりします。