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【写真いっぱい】アイルランドに行ってきました! part 4 3日目 アスローン観光(前編)

第3日:アスローン観光(前編)

お久しぶりです。論文書いたりしてたらずいぶん間が開いてしまいました。今回もアイルランド旅行記を書いていきます。

アイルランド滞在3日目は、IACMカンファレンスの2日目に当たる日ですが、この日と次の日はせっかく来たのだからアイルランドをできるだけ観光していこうということになりました(自分たちの発表はカンファレンスの4日目)。

さて、元々の予定ではこの2日間ともダブリンとその周辺の神話関係の土地を巡るつもりだったのですが、2日目の夜(カンファレンスの最初の日)にダブリン行き電車を予約しようと思ったら、既に予約でいっぱいになっていたのでした。便数が少ない! 実はアイルランドは交通インフラがかなり未熟なのだということをこのとき知りました。

仕方がないので近場で面白そうなところを探していこうということになり、複数の候補の中から利便性と神話との親和性を加味した結果、リー湖(En. Lough Ree, Ir. Loch Rí)からシャノン河(En. River Shannon, Ir. Sinnan)が流れ出る場所に位置するアスローン(En. Athlone, Ir. Baile Átha Lúain)の街に決まりました。というわけで、今回はこのアスローン観光の様子をお送りします。記事が長くなったのでアスローン観光編は前後編に分割することになりました。

リー湖はかの女王メイヴが殺された場所であり、シャノン河はアイルランドで最長の河であり、女神でもある河です。

Seabhcan, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=450311による
ロスコモン-アスローン間(Googleマップ)

さて、アスローンまではバスで行くのですが、このバスを予約するアプリ「TFI Go」(Transport for Ireland)というものが非常に厄介で使いにくい物でした。というのも、普通この手のアプリは出発地・到着地・日時を入力して適合する便を検索するのが普通だと思うでしょうが、TFI Goはなんと最初にバス会社を選ぶのです。アイルランドにはたくさんのバス会社があり、その中からアスローン行きの便を出している会社を探さなければいけません。その上、バス会社を選択すると次に便の番号を選ぶのです。「何だこのUIは!?」と思わず叫びました。結局Googleマップでバス会社と便を探してTFI Goで予約する羽目になりました。多分、日常生活でバスを使っている人向けのアプリなのかと思いますが、それにしたってもうちょっとあるんじゃないですか? (なおアプリ画面のスクリーンショットは対策されていて撮れませんでした。よければ一度ダウンロードしてみてください https://www.transportforireland.ie/tfi-go-app/

さて、何とか足を確保できました。翌朝、アスローン行きのバスに乗るのですが、バス停などはなく、乗り場はロスコモン病院前としか書いてありませんでした。

ロスコモン病院。空が曇ってるのは仕様です
(アイルランドはヨーロッパ最西端なので常に天気が悪い)

病院前で不安とともに待っていると、同じバスに乗るであろう女性が来て、「バスの乗り場ってここで合ってるよね?」みたいな会話がありました。乗り方が分かりにくいのは我々だけではなかったんだな……。

我々が乗ったバス・エーリャン(Bus Éireann)のバス

さて、バスに揺られてアイルランドの丘陵を抜け、やって来ましたるはアスローンの街。Wikipediaによると人口は1万7000人弱。我々のホテルのあるロスコモンが約6500人なので、それなりに大きな街と言えます。ちなみにアイルランド共和国の人口が約500万人、首都ダブリンが約60万人です。

アスローン駅前の案内板
アスローンと周辺地域の地図
アスローン市街の地図



とりあえず早めの昼ご飯を食べました。屋根付きのスタンドみたいなテーブル席があって、誰でも座れるようでした。
教会塔
川岸につながる路地
川岸の道
街並み
ギネスビールのアイリッシュハープ!
中心街はこんな感じ。家々の壁がカラフルで素敵。
家並の間から教会の尖塔が見えたので行ってみることに。
聖マリアカトリック教会

教会の敷地内には「聖キアランの家」というアスローンの宗教団体の施設がありました。6世紀半ばの聖キアランという聖人の名前を冠しています。

聖キアランが建立したとされるクロンマックノイズ修道院跡地への巡礼ツアー。
クロンマックノイズはシャノン河沿いに南に下ったところにあります。

聖マリアカトリック教会の中に入りました。見事なステンドグラスにはアイルランドの聖人が描かれています。

右の人物は守護聖人聖パトリックです(緑色の僧服が目印)。
左の人物に洗礼を施しているのでしょうか。
父と子と精霊の三位一体について書かれています。

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