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今読んでる本から現在の興味を確認する

私は何か興味のあるテーマができたら、とりあえず本を読む。なので、今読んでいる本を見れば自分が今何に興味を持っているのかがわかる。

興味というのは実体が掴めないぼんやりしたものだと思う。定期的に自分の興味を言語化して明確にする作業を行うことの効果の可能性を感じたので、試しに今回行ってみるとする。


①『イシューからはじめよ』

言わずと知れたベストセラーである。この本をメインに据えつつ、ロジカルシンキングの本などを併読している。テーマとしては「生産性の向上」というものか。まあ、興味というよりは必要性に駆られて読んでいると言った方が近いかもしれないが。


②『13歳からのアート思考』

この本のタイトルには「アート思考」という言葉が含まれているが、私が興味あるのは「アート」そのものだ。色々な美術館や展覧会に行きたいと最近は思っている。余談だが、「アート思考」という言葉はあまり好きではない。アートというのは経済的合理性から脱却した状態であるべきだと思っていて、アートすら効用を求めて経済的合理性の枠組みの中に入れようとする姿勢に違和感を覚える。「役立つかも」という気持ちではなく「好きかも」という気持ちでアートに触れるべきではなかろうか。


③音楽と人 2020年9月号

最近は「BiSH」にハマっている。元々名前は知っていたが、8月ぐらいから急速にハマった。知るキッカケはBiSHのラジオ番組の下ネタトークの切り抜き動画という低俗なものであったが、今はアーティストとしてBiSHに興味を持っている。ライブに行くことを渇望しているが、この思いが叶うのは当分先になるだろう。


④お金の超基本

「投資」に興味を持っている。しかし、投資も元手がないと始められない。とはいえ、知識は元手がなくても得られるので、時間のある今の内に勉強しておこうというものだ。投資は行うにはそもそもお金に関して高いリテラシーが必要だと考える。だから、投資の勉強の第一歩はお金のことについて知ることだと思う。まだ具体的な計画までは至ってないが、FP技能士の試験の受験も考えている。


⑤論理哲学論考

哲学の分野そのものには前から強い関心を持っており、中でも最近は「プラグマティズム」に興味を持っている。プラグマティズムは一言で表すと「人間が何かするときは目的を意識しよう」という思想だ。詳細について気が向いたら記事にしようかと思う。私は以前プラグマティズムに関する本を読み、強い感銘を受けた。その本の中で『論理哲学論考』が取り上げられており、もっとプラグマティズムを理解したいという想いからこの本を読んでいる。


⑥すべてはモテるためである

誤解していただきたくないが、確かに恋人を作りたいとは思っているが、興味の源泉は「人間的魅力の向上」である。そもそも、恋愛しないにしろビジネス上の人間関係でも人間的魅力は必要不可欠だ。異性に好かれもしない人間がどうして取引先から好かれようか?ちなみに、この本は一見よくある恋愛系のハウツー本のように見えるが、書いてある内容は付け焼刃なものではなく、人間関係そのものに言及した奥深い本である。恋愛に興味が無い人にも勧めたい一冊である。


⑦『読んでいない本について堂々と語る方法』

興味あるテーマは「読書」である。2年弱の読書習慣により私の読書のやり方はかなり確立されてきたかのように思えるが、それでもまだまだ改善の余地があると考えている。別に読書など自分の好きなように楽しくやればいいのだが、最近読書の時間を確保できなくなっているので、そうも言ってられなくなってきた。時間当たりで、読書による効用と読書による楽しみを最大化する術を常に模索している。


以上が私の興味の中でも比較的強いものになっている。勿論、本を読んでいないというだけで興味を持っている事柄は他にもある。折角なので羅列しておこう。

・宗教
・世界史
・合成生物学
・フェミニズム
・官僚制度

自分の選書を再確認すると歴史や政治といった人文系の本をあまり読んでいないことがわかる。知識に偏りが生じるのは避けたいので、今読んでいる本をある程度処理したら人文系の本も読んでいきたいと思う。

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