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大学のテストが全く解けなかったので、解答欄に日本経済史をひたすら書いたら単位が貰えた話

みなさま、ぴーめんです。

保険業界のフォロワーの皆様
大変申し訳ございません。

本記事は、保険に全く関係ない記事ですので
暇つぶし用コンテンツだと思ってください。

これは

大学のテストで
「カレーのおいしい作り方」を書くと
単位がもらえる

という都市伝説
を聞いた私が
似たようなことを実践し、検証したお話です。

読み飛ばし用目次

1.大学時代の私

今は真面目ぶって生命保険について語る
私、ぴーめんですが…
大学時代は至って不真面目な学生でした。

サークルの繋がりをフル活用して
ノートを獲得し、代返を依頼。

とにかくサボり抜く…
今思うと、どうしようもない学生です。

2.私の特技

そんな私ですが、唯一の特技があります。
それは、暗記能力

私は昔から暗記モノが得意でした。

受験生時代は特に日本史がお手のもの。
全国模試ではトップを取るほどでした。


しかしながら、そんな日本史の知識も…
大学に入学すれば、史学科でも無い限り
ほとんど触れない知識となります。

現在は受験勉強での記憶は
全て消し飛んでしまいましたが…
当時はまだ記憶が残っていました。

これは、そんな暗記能力が私を救ったお話。

3.大学のカリキュラム

時は20歳の夏。

私は
ある都内の大学の経営学部に通っていました。

入学した理由は、『立地がモテそう』だから。

事実、入学式でも学長が

「偏差値は日本一では無いですが、
大学の地価は日本一です」

という
自虐めいた話をしていたのを記憶しています。

実際、モテることはありませんでした。

さて、そんな私の大学のカリキュラムでは
1-2年生は一般教養の単位取得
力を入れなければならず…
幅広く履修をせねばなりませんでした。

4.経済原論B

そこで私が選択した講義は
『経済原論B』

何が"B"かは未だによくわかりませんが…

経済原論とは

経済原論は、
経済の根本原理を解明することを
目的とする科目
であり、
「政治学基本科目群」の分野に属する。

個々の企業の生産活動と家計の消費行動の法則を明らかにするのが、ミクロ経済学である。

ミクロ経済の基本的なフレームワークを
学んだうえで
企業と消費者の行動メカニズムを考察する。

(出典)法政大学シラバスWEB版

だそうです。

当時、私はこの講義について
"原論"という言葉を都合解釈し…

『経済についての概要を押さえる、
"単なる暗記科目"』


だと思っていました。

しかしながら…
その解釈は事実と全く異なっていたのです。

5.講義について

幸いなことに、本講義は
サークルの仲間が複数名受講していました。

初回オリエンテーションに参加した際の
教授の説明によると

・出席率は評価に加味しない
・レポート提出は無し
・試験での評価が100%

とのこと。

従って、
私は一度も講義に出席しませんでした。

6.試験直前、何もせず

そして数ヶ月が経ち、試験期になります。

私はサークルの仲間に頼み込み、
講義のノートをコピーさせてもらいました。
試験は一夜漬けで対処する作戦です。

しかしながら、仲間によると、
『試験はノートの持ち込みも可能』
だということ。

これを聞いた私は
「楽勝じゃないか!」と楽観視。

結果、何も試験対策せず
そのまま本番を迎えることになりました。

7.ついにきた、試験日当日

そして迎えた試験当日。
試験が始まり、テスト用紙が配られます。

「・・・えっ?」

思わず声が出ます。

テストの問題には
予想したような論述問題などは一切なく

ノートがあっても到底太刀打ちできない
ような内容ばかりでした。


記憶に微かに残るのは、こんな問題でした。

次の2つのケースで
インフレ需要曲線・インフレ供給曲線を用いて
スタグフレーションの発生過程を論ぜよ。

(1)過大な総需要創出政策が採られた場合
(2)一時的なサプライ・ショックが発生した場合

http://www.f.waseda.jp/ksuga/index.html

(ちなみに、私は引用元の大学出身ではありません。こちらはあくまで試験問題の参考です)

単なる"暗記モノの科目"
だと思っていた私は頭が真っ白。

問題の意味すらわかりません。

「このままではどの問題も手がつかない…」

焦燥する私とは対照的に
周囲の席からはペンが動く音しかしません。
これがさらに私を焦らします。

「これはヤバい」

とりあえず
学籍番号、学部学科名、名前を書きますが、
手は止まります。

「もう離席するか…」

と思った私の頭の中に、
ある都市伝説が浮かんできました。

8.頭に浮かんだ都市伝説

それは、
大学のテストで
「カレーのおいしい作り方」を書くと
単位がもらえる

という都市伝説です。

「どうしようか…」
思案する間も、試験時間は過ぎていきます。

私は、どこで聞いたかもわからない、
この都市伝説に身を委ねることにしました。

『そうだ、経済史について書こう』

『そもそも、経済原論という名前が悪い』

『経済の概論かと思ってたから、
日本経済史について書くのも筋が通っている』

私は強引に自己正当化をしてから…

ええい、ままよ!
ペンを一気に進めました。


10年以上たった今でも、
その書き出しだけは覚えています。

-そもそも経済という言葉は、江戸時代に流行した"経世済民"論を元に、economyの訳語として福沢諭吉が名付けたのが始まりである-

-故に、私は今から江戸後期から現代までの経済史について記載していきたいと思う-

私は必死に書きました。

幕末の経済から始まり、明治の松方財政。

大戦景気に世界恐慌、ブロック経済と日本。
国家総動員法と戦時中の経済統制、
戦後の経済混乱とGHQの施策、

国民所得倍増計画、
プラザ合意とバブル経済…

そして現在。

これらについて、大まかに流れと概要を
ひたすら試験時間内に書き続け、
回答用紙にギッチリ書き上げました。

9.試験終了、結果は…、

試験終了後、仲間たちからは

「何あんなに書いてたんだ?」と聞かれ…

「何も分からなかったから、
日本経済史をひたすら書いた」 

と答えたら

「絶対単位落とすだろ!」

と言われたことを記憶しています。

そして迎えた、テスト結果がわかる日。

私の大学は、

・優(A)
・良(B)
・可(C)
・不可(D)

の四段階の成績評価でした。

私の評価は…







良(B)でした。






衝撃でした。

「え、良いの?」という感覚です。

周囲の仲間は、可(C)も多くいます。

「何故お前が!!!」

そりゃそうです。

先生はどんな心境で、あの回答用紙を読み
良(B)評価を与えたのでしょうか…

10年以上経った今でも、
時折考えてしまいます。

10.経験から得たこと

さて、オチもない
なんてこともない話でしたが…

ここで私が覚えた処世術は

『ピンチになったら、うまく誘導して無理やり自分の得意分野に持ち込んでアピールする』
ということ。


なぜなら、もしピンチになって…

テストを白紙にしたり
面接などで何も話せなかったら

アピールしようが無いから
それって非常に勿体ないですよね。


人は
自分の好きだったり得意なことを伝える方が
生き生きとするものです。


特に面接などでは、会話をうまく誘導して
"熱く語れる分野"に持っていく
方がいいのではないかと思います。


…あ、
でも講義は真面目に受けましょうね。

終わりに

さて、本記事を読んだ大学生。
(居ないかもしれませんが…)

生命保険業界の業界研究をするなら
以下のnoteを読んでみてください。

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最後までお読みいただき、
ありがとうございました!

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