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外部環境と自分のとるべき道

なにわのパートナーCFOのまあーつんです。今回も先週に引き続き外部環境に関連することを検討します。

事業計画を検討するうえで外部環境分析は大事です。特に金融機関の利用や中小企業管轄補助金申請を検討されている場合は外部環境分析が必須となります。ここでいう外部環境は自分ではどうすることもできない事象をいいます。そこで外部環境を検討するための視座を考えていこうと思います。


①マクロ経済環境
 マクロ環境を分析する有効なツールは先週に出てきましたPEST分析です。一度ご自身で分析されることをお勧めします。とはいっても、マクロ経済動向は全世界、各国、所属する地域と異なる範囲のものがあります。

ご自身の事業規模や属する産業によって検討する範囲が異なります。私の事業の場合、たぶんヨーロッパの経済情勢より関西地方の経済情勢のほうが影響を受けます。だからと言って、国内総生産が小さいとマインドが委縮することから全体的に不景気になりやすいですね。

②自社が属する業界の動向
自社の属する業界の動向はマクロ経済環境より自社の経営環境に影響を受けます。業界全体が不景気である時は自社も不景気である蓋然性が大きい。だから利害関係者、特に金融機関は属する業界が斜陽しているときに自社の特例をなかなか認めない。

しかし、企業経営の本質は他人と違うことをやって利益を獲得することにありますので、例えば資金調達を考えるときには自身は業界全体とは違う動きをすることを示す必要があります。業界用語ではこのような現象を差別化といいます。


③ 原油価格が高くなるとどうなるか
2021年現在、原油先物価格は高騰しています。しばらくはこの環境が続くと予想している市場関係者が多いことを意味します。ガソリン代が下がることはしばらくなさそうです。

石油価格上昇は必然的に燃料代を上げますので物流コスト上がります。さらに石油化学製品の値段も上がります。これらと無縁な産業はないと思いますから価格上昇が起きます。ところが、石油を利用しないでおこうとする動きも出ますのですべての産業が悪くなるとは限らないのです。代替エネルギーにとってはプラスになります。

マクロ経済環境が悪化しているときに自社の景気は良くなるのか悪くなるのか、それは我々一人一人の生きざまによって異なります。マクロ経済環境とどのように向き合うかは企業経営において重要なファクターとなります。

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