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年の瀬におもうこと。

 26年間生きてきて、はじめて実家以外で年を越す。

 親元を離れてからも、年末は必ず実家に帰るようにしていた。仕事を納めた足で、どこかへ旅に出ても、12月31日には、父が作る年越しそばを食べ、酒を飲みながら行く年くる年を眺めるのが、わたしの年の越し方だった。
 子供の頃の「もういくつ寝るとお正月」というウキウキ感はないが、育った家でぐうたらしていると、それはそれで正月を感じたものだった。

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 今年は、昨今の情勢もあり、年越しは自宅で迎えることにした。
 それに加え、今年わたしは結婚した。

 彼と暮らす冬は3回目である。夫婦になってからは、はじめてだ。年末は家から出ないぞと意気込んで、先日たくさんの食料品とお酒を買い込んだ。

 今、わたしは両親以外の人とはじめて年を越すが、わたしは新しい家族を持ったことを実感している。それは、大人になったような気分でもあるし、親が寂しがっていないかなと心配になる気持ちもある。

 紅白以外のテレビを見ること、
 年越しそばを作ること、
 自分が選んだ「家族」と一緒に年を越すこと。

 どれもわたしにとってははじめてだ。 

 人生に変化を感じる。

 そんなことを年の瀬に考える。

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 よいお年をお迎えください。

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