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オンラインサロンを始める理由1/2

オンラインサロンを始める前に、ノウハウが無い、実績もない僕がオンラインサロンを始めようと思った理由について書いてみます。(2部構成です)

■2012年-起業当初

※起業当初借りていたシェアオフィス

僕に出来ることは、デザイン制作(Photoshop/Illustrator)、ホームページ制作、スマホアプリの企画(OEM請け負い)でした。

駆け出しの頃は、お祝いを兼ねてホームページや、パンフレット制作などの仕事がもらえ、自社企画でライセンス商材を使ったスマホアプリもリリースした。

ガムシャラに努力したし、クライアントにも喜んでもらえた。
だけど、内心はいつも不安だった。
見積もり作成、成果物のクオリティー、人への対応、仕事が途切れる不安などなど。
簡単に言うと「これでいいのか?症候群」に掛かっていた。(今もだけど)

結果、安く請け負ってしまい、逆に膨大な時間をかけて仕事をこなした。
早く何者かに成りたくて、オリジナルの企画も進めてたけど、上手く行かない。。。
そんな日々に少しずつ消耗し、空元気でやり過ごしていた僕にオモロい転機が訪れた。

■後楽園ホールで見た人間ドラマ

※大田区総合体育館
義理の従兄弟が30歳目前の遅咲きでプロボクサーデビュー。
それをキッカケに格闘技の聖地「後楽園ホール」に行く機会ができた。

元々格闘技好きの僕にとって、生で見るボクシングは刺激的で、加えて会場で有名選手に会ったりすることも嬉しかった。

※天下無双の火の玉ボーイ五味隆典選手との思い出。ブレ過ぎてて残念w

肝心の従兄弟は、プロデュー戦を見事KO勝利!
彼は「まずは新人王になって次は・・・」と、いつも強気だった。
しかし、勝負は世界はそんなに甘い。徐々に負けが続いていった。

負け越して迎えたある試合。その日僕は、彼の両親と観戦していた。
1Rは優勢に勇敢に攻めてダウンを奪った。
相手はフラフラだ。効いてる!今回は勝てる!!見守る誰もがそう思った。
しかし、「勝ちたい気持ち」が悪い方に。。。
彼は急に守りに入り、逆に相手が猛攻撃に出る。
そのまま勢いを失い運にも見放され、まさかの逆転KO負けに終わった。

そして、「その時」が訪れる。
彼は試合後に観戦に来た僕らに挨拶に来てくれる。
しばらくして彼が現れた。どう見てもめちゃくちゃヘコンでる。
「何て声をかけたら。。。」なんて思ってると彼は僕の前を通り過ぎた。
「あれ?」と思ってるとその先の母親のもとへ。

彼は母親の肩に手をおいて「ごめんね」と謝った。
いつも強気の男が人目を気にせず泣いていた。

■人間って面白い

僕の心はガチャガチャにかき乱れた。 
コレ(この感情)って何だ??
何かわからないけど
コレなんじゃないか?
コレなんじゃないか??
コレなんじゃないか!!!

テレビには映らない選手の人間ドラマ。
本気で頑張った人の爆発する感情。
勝ち負けを飛び越して響く何か。

自分の力で生きたいと起業したくせに、ビクビク過ごしていた僕の気持ちは激しく揺さぶられた。

帰宅し、「格闘技」と検索しみると出るのは試合予定と結果ばかりで、それは格闘技マニアのための情報だった。

当時は(旧)K-1が終わり、PRIDEからの流れを汲んだ興行(大会)も終わり、格闘技がテレビから消えた格闘技氷河期。
格闘技は、一般社会からずいぶん遠い存在になっていた。

■自分の居場所を作る作業

必死にもがいている人の姿は、僕がそうだった様に、人に伝わる何かがあるんじゃないか!?
だけど、テレビから格闘技は消えていた。
どうやったら彼の様な名も無き挑戦者のドラマを広められるんだろう!?
格闘技、格闘家の人間ドラマを届けたい。

けれど、僕には認知度が無い。。。
そこで考えたのは、僕が届けるのではなく、「格闘技(格闘家)に触れる人を増やす」方法だった。

それが、格闘技ジム検索サイトINAZUMA

※INAZUMA構想中にたまたま人生初のミット打ち体験


当時、格闘技ジムを検索出来るサイトは、アフィリエイト目的の野良サイトばかりで、人の魅力を伝えるサイトは無かった。(多分今も無い)

格闘技ジムの様子、そこで生まれるコミュニティー。そんな様子を発信しようと格闘技未経験の僕が、格闘技ジム体験動画もアップした。
格闘技ジム体験リポート:INAZUMA-TRY

挑戦する人の魅力を届けようと始めたINAZUMAは、起業後初めて本気で「やりたい!」と思う仕事だった。

今思えば、それは自分の力で生きていく作業の始まりであり、地球上で自分のテリトリーを広げて行く第一歩だった。

ようやく、自分の力で生きていく方法を見つけ、ビジネスモデルも出来た僕ですが、現実はそんなに甘くありませんでした。

■次回予告

中々芽が出ない日々。
心臓がキューンとなる大失敗。
大失敗から生まれた初のヒット作とサロン開設を思い立った理由まで一気に駆け抜けます。

長文お付き合いいただきありがとうございました!感謝、感謝、押忍!

関連情報

・格闘技ジム&トレーナー検索サイト「INAZUMA

・INAZUMA Youtubeチャンネル

格闘家から自分らしく生きるヒントを学ぶ「勇気の授業」

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