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マルクを連れて、初めての動物病院に行きました③~診察終えて家路に就く~

①病院までの道のり編はこちら
②診察編はこちら

診察が終わって待合室に出ると、次の診察を待つ飼い主さんとワンちゃんがいて、またそこでお互いのワンちゃんを見て、お互いにこやかに挨拶をして、というやり取りが行われました。

これからこういうやり取りがどんどん増えて行くんだろうなぁ。
これは病院通いが増えるんだろうなぁという悲観ではなく、こういうやり取りを通して、優しい雰囲気に包まれる瞬間が増えていくんだろうなぁという、楽しみや嬉しさのようなものだったと思います。勿論それは病院に限った事ではなく。

病院近くの公園で、少しマルクを散歩させてから帰ろうとなりました。 

マルクは本当に疲れたと思います。
①でも書いてるように、まさにこの前日に保護施設から我が家に来て、次の日になったらキャリーケースに入って病院に行き、診察を受けたんです。

公園でキャリーケースから出て、ゆっくりゆっくり散歩をしました。
嫁がリードを持って、マルクのペースに合わせてゆっくりゆっくり歩いています。
その姿はもう長年連れ添った家族のようでした。
これは、お互いが凄い。過ごした時間は、この時でまだ24時間経っていません。それなのにこの信頼関係は何なんだ。
嫉妬のように聞こえるかもしれませんが、決してそんなことはなく、単純に
今目の前で凄い奇跡が起きてるんじゃないかと思いました。
嫁のマルクへの愛が凄くて、マルクがそれをしっかりとキャッチしているんだと思いました。ほんとこの人に選んでもらって良かったなぁと、完全に当事者意識を失って、その光景をパシャパシャと撮らせてもらいました。
(目に焼き付けたの方がきれいな表現なのでしょうが、スマホ社会を生きてるもので。。)


人間でいうと推定80歳のマルクは、長く生きた経験からこの人は心を許していい人だと思ってくれてるのでしょうか。
実際何を考えてるのかは分かりませんが、何となくリラックスしているようなので良しとしましょう。良しとしていいですよね?(笑)

ある程度歩いて、そろそろ帰ろうかとキャリーケースに入ってもらいましたが、中々ファスナーを閉めさせてくれませんでした。ちょっと頭を押さえて閉めようとしたのですが、吠えて吠えて入ってくれませんでした。

保護犬施設の方が「吠えることはない」って言ってたのと、ヨタヨタ歩く姿も見ていたので、かなり驚きました。

あっけにとられて思考停止状態になっていましたが、そこは嫁がしっかりとなだめながら、キャリーケースの中におやつを入れて、マルクがおやつに向かった瞬間にファスナーを閉めました。流石過ぎる。。。
そして、マルクが実はすごく元気なんじゃないかとも思い、吠えた事で安心感を覚えるという不思議な感情になりました。

マルクとどんな日々を過ごして行くのだろうと、昨日我が家に来た時より遥かに家族になった実感を覚えながら、家路に就きました。
行きの時と比べると大分涼しくなっていて、風が気持ち良かったです。

家に着いて、残り物で作ったチャーハンを食べながらふとマルクを見ると、

えらい寝にくそうな場所でぐっすり寝ていました。
一気に色んな経験をして本当にお疲れ様でした。

と思ったけど、
逆に僕の方が何もかも初めての経験をさせて頂いておりました。大人にさせてくれてありがとうございます。
大人って、親ってすごい。

マルクとの暮らし~初めての動物病院編~
最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

残り物チャーハンはこんな感じです。

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