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マルクが痙攣起こして倒れた時の事① 〜結果無事ですのでご安心下さい〜

心配なタイトルをつけてしまいました。
結果は無事です。
夫婦でテンパった日だったので、記録として記事にしようと思いました。
今後の為、あるいは動物と暮らしている方の参考になれば幸いですし、僕たちの行動に何かアドバイス等も頂けたらありがたく思います。


2020年8月、みなしご救援隊さんより保護犬のマルクを引き取らせて頂きました。
(引き取った経緯はこちら)
引き取った時17歳で、今年の2月に18歳になりました。人間でいうと80歳は優に超えています。

高齢なので、引き取ってすぐに亡くなる事もあるかもしれないと言われてまして、僕らもその覚悟を持って引き取らせて頂きました。
しかし、食欲旺盛で、快便で、よく吠えるようになったし、歩く姿はヨタヨタでいかにもおじいちゃんらしいのですが、何だか元気になっているような気がして安心して過ごしてました。


2021年3月11
19:00頃、嫁がマルクを散歩に連れてって、僕はぼちぼち晩ごはんの準備に取り掛かろうとしていると、嫁から着信。

「マルクが痙攣して倒れた」


実は1ヶ月前にも
嫁が仕事の昼休みに帰宅すると、マルクが痙攣して倒れていた事がありました。
すぐに僕に連絡をくれていたのですが、僕が気付けずに一人で対処してくれました。痙攣はわりとすぐに収まって、エサにがっついたり、ヨタヨタ歩いたり、いびきをかいて寝たり、いつも通りのマルクに戻ったようでした。
ただ、実家の頃からペットと暮らしている歴が長い嫁が「流石にテンパった。。。」と言っていたのが、その時の壮絶さを物語っていて、連絡に気づけなかった事を申し訳なく思いました。


話は戻りまして2021.3.11の19:00

嫁「マルクが痙攣して倒れた」
僕「そっかそっか、オッケー、すぐ行くわ」

焦らない。落ち着いて。嫁がテンパらないように。
声のトーンや、心の状態をなるべく落ち着かせて。

ただ、どうしていいのか分かりませんでした。
引き取った施設のみなしご救援隊さんに電話しようかとも思いましたが、
里親になって半年以上経った今、電話してもしょうがないし、とりあえず早く行かないとと思い、嫁に伝えられた場所まで手ぶらで走って行きました。(モバイルバッテリーだけ持って行ったような覚えがある。)

家の裏側の道に居ると言われたので、グルっと周ってその道に出ると、
先の方でアスファルトに倒れているマルクと、道に座り込んでマルクを撫でている嫁がいました。
嫁に後から聞いた話では、痙攣でコンクリートに頭を打ち付けないようマルクの頭を抱えていたと言います。すごくナイス判断だなそれと思いました。

嫁とマルクのもとに行くと、嫁は「マルクー大丈夫だよー」と声を掛けていました。
僕も二人のもとに行ったはいいものの、実際に何をしていいのか分かりませんでした。ただ、マルクへの声掛けは勿論、嫁にも声を掛けないとと思いました。

マルクは大量の涎を垂らし、そして脱糞していました。
マルクの頭を抱える嫁は脱糞に気づいてなかったようで、恐らくマルクも自分の意思で出した訳ではなさそう。
まずはそれを僕が片付けようとしました。散歩グッズが入ったカバンを嫁からもらい、うんちを拾おうとしていると、

「大丈夫ですか?」
と、通りすがりの女性が僕らに声を掛けてくれました。

「何か必要なものあります?うちすぐ近くなので。」

その優しさが本当にありがたく、少し慌てる気持ちが落ち着きはしたのですが、実際何が必要なのか、何をしてもらったらいいのか分からず、
「大丈夫です、ありがとうございます。」
と僕らは答えました。ただ明らかに大丈夫ではなさそうな言い方だったように思います。
遠慮というより、どう助けてもらったらいいのか分からなかったんです。
とてつもない優しさを無下にしてしまったのではないかと後から少し後悔しました。
ご近所さんのようですが、初めてお見掛けする方だったので、今度お会い出来た時は改めて御礼のご挨拶をさせて頂きたいです。

声を掛けて下さった女性が去って、改めて僕がマルクのうんちを拾っていると、

「あ、立ち上がるかも」

と、嫁。

マルクはまるでKOを諦めないボクサーのように、ふらつきながらグッと前足に力を入れて立ち上がろうとしていて、そしてついに立ち上がり、歩き出します。その一歩一歩は凄い力で、紐を引っ張る嫁が、逆にマルクに引っ張られているかのようで、普段の散歩では絶対にあり得ない姿でした。

更にそこから僕は、信じられない光景を目にします。

いつもヨタヨタ歩きのマルクが、走り出したんです。

跳躍混じりで、完全に地面から離れてる瞬間があり、思いっきり駆けているマルク。
その姿に衝撃を受け、いったい何が起こってるのか分からないまま僕は、
走るマルクと、マルクを止めようとする嫁を、ようやく拾い上げたうんち片手に追いかけました。

少し長くなってきたので、この後は②に続きます。
家に帰った後、病院に行った時の事、病院から帰った後の事と続くので、恐らく④ぐらいまでになると思います。

タイトルにあるように、結果無事で終わるのでご安心下さい。
これを書いている今も、スヤスヤ、グーグーいびきを掻きながら寝ています。

①を最後まで読んで頂きありがとうございます。
(②へはこちらから



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